このページの本文へ

オフラインでもアプリが動く「Citrix Presentation Server4.5」発表

2007年04月11日 20時24分更新

文● アスキービジネス編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

シトリックス・システムズ・ジャパンは4月11日、アプリケーションを仮想化して、実行可能なイメージをクライアントに配信する「Citrix Presentation Server4.5」を発表した。全機能が利用できる「Platinum Edition」で最小構成価格は51万7500円(5ユーザー)からとなっている。

ストリーミング方式のアプリケーション配信に対応

「シトリックスのミッションはあらゆるエンドユーザーにアプリケーションをデリバリーすること」

 会見の冒頭で登壇したシトリックス・システムズ・ジャパン株式会社 代表取締役社長 大古俊輔氏は、新しい「Citrix Presentation Server4.5」の発表に伴い、このように語った。

シトリックス・システムズ・ジャパン株式会社 代表取締役社長 大古俊輔氏

シトリックス・システムズ・ジャパン株式会社 代表取締役社長 大古俊輔氏

シトリックス・システムズ・ジャパン株式会社 代表取締役社長 大古俊輔氏

 Citrix Presentation Serverは、サーバ上でWindowsアプリケーションを動作させて、クライアントに配信することで、特殊なハードウェアを用いることなく新クライアント環境を実現する製品。

 従来のアプリケーション配信は、サーバ上でアプリケーションを実行し、その画面イメージをクライアントPCに送信するもの。新しく採用されたストリーミング方式によるアプリケーション転送では、個々のクライアントにアプリケーションのインストールイメージを送信し、クライアント上での動作が可能になった。そのため、従来の方式に比べ、パフォーマンスやセキュリティは向上し、動作するアプリケーションも「100%とはいえないが、多くのアプリケーション」が動作可能になったという。また、アプリケーションのイメージをクライアント上に残すことで、オフラインでの使用が可能にした。

 また、グラフィック表示を多用するアプリケーションのパフォーマンスを向上させる「SpeedScreenプログレッシブ表示」や管理・運用効率を向上させる「Citrix Edge Sight」機能を新たに搭載。さらに、これまで別パッケージで提供されていた「Citrix Access Suite」を統合し、SSL VPNやパスワード管理、シングルサインオンなどのセキュリティ機能が利用可能になった。

カテゴリートップへ

  • 角川アスキー総合研究所
  • アスキーカード