このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

【レビュー】広角から望遠まで1台でこなす高速連写マシン

CAMEDIA SP-550UZ

2007年04月12日 08時32分更新

文● 行正和義

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

オリンパスイメージング(株)の『CAMEDIA SP-550UZ』は、広角28mmから504mm(35mmフィルムカメラ換算時)という、広角からの光学18倍ズームレンズにCCDシフト式光学手ぶれ補正を搭載。しかも最高で毎秒15コマの超高速連写機能も装備するという、強力なスペックのデジタルカメラだ。同社には、かつて『CAMEDIA E-100RS』という15枚コマ/秒連写が可能な製品があり、筆者自身もミルククラウンの撮影にも挑戦したものだが(関連記事)、本機はE-100RSの現代版と言えるだろう。

CAMEDIA SP-550UZ

広角28mm&18倍ズーム&高速連写を1台にまとめた、オリンパスイメージングの『CAMEDIA SP-550UZ』

広角・高倍率・高速連写・高感度・光学式手ぶれ補正と、
機能てんこ盛り

とはいえ、E-100RSは発売当時(2001年)としても低画素な150万画素という撮像素子に加えて、レンズ一体型デジタルカメラとしては(今ほど低価格化が進んでいなかった当時でも)最高クラスの16万円という価格だった。それに対して、SP-550UZは現在のコンパクトデジタルカメラとしては主流の700万画素を搭載しつつ、望遠機としても割高感を感じさせない実売5万円台という手頃な価格帯であり、本格的な高倍率連写機というよりも手頃さをアピールする製品となっている。

本体前面

重厚な印象のある大きなグリップと大径レンズ。はホールド性がよい。レンズの両側にあるのはAF補助光イルミネータとマイクロフォン

本体背面

液晶ディスプレーと電子ビューファインダーの切り替えはビューファインダー横のボタンで行なうが、MENUを押して表示されるメニュー(液晶に表示されているメニュー)を押すと自動的に液晶が優先される。メニューを表示したままでもシャッターボタンを半押しにすると被写体が写って撮影も可能だ

ボディーは、レンズ一体型の望遠機としてはごく一般的な太い鏡胴と大きめのグリップ、背面上部には電子ビューファインダーを装備する。グリップや鏡胴にはラバーが巻かれており握りやすいデザインなのは、同社の光学10倍ズームレンズ搭載機『CAMEDIA SP-510UZ』や“C-x0x0”シリーズを継承するデザインだ。SP-510UZなどと比べると、電子ビューファインダーのアイピース部が大型化していており望遠時に見やすく、さらに最大22.7mまで到達する大光量フラッシュを搭載するため本体上部は無骨でたくましい印象の造形となっている。

本体上面

周囲にズームレバーを持つシャッターボタンとモードダイヤルが大きな本体上面。レンズは電源を入れた広角側(左)から最大望遠(右)まで大きく伸長する

電源を入れるとややもったりとした動きでレンズが伸長し、ズームすると本体の厚みの2倍程度まで大きく伸びるのは高倍率ズーム機ならではと言えるだろう。レンズ周囲にはネジ溝が刻まれており、アダプターを介してさらに倍率を1.7倍にするテレコンバージョンレンズを装着可能だ。

撮影機能は各種シーンプログラム、プログラムオート、絞り優先、シャッター速度優先、マニュアル露出に加えて、最近の同社製品ではおなじみとなった、撮影用途を選んでいけば目的のシーンプログラムが選択される“ガイド撮影”機能も搭載する。

光学18倍ズーム、35mmフィルムカメラ換算時で504mm相当の望遠ともなれば手ぶれが心配になるが、本機では光学式手ぶれ補正に加えて最高でISO 5000相当の高感度撮影によって手ぶれを抑える工夫がなされている。設定できる感度はISO 50/100/200/400/800/1600/3200/5000だが、ISO 3200およびISO 5000では画素混合によるノイズ低減処理を行なうため、記録画素数は300万画素相当(2048×1536ドット)以下に設定する必要がある。

左右両側面

左右側面。大きく開くフラッシュは家庭の屋内では隅々まで明るく照らせるほどの光量を持つ。液晶面よりも出っ張った電子ビューファインダーは目に当てやすく視認性はいい

同じく、本機の特徴である高速連写を用いる際もCCDからのデータ転送速度のためか、記録画素数に制限が設けられており、“高速連写1”(7コマ/秒)では300万画素相当、“高速連写2”(15コマ/秒)では120万画素(1280×960ドット)へと制限される。連写自体は本体内のキャッシュメモリーにいったん記録されてからxDピクチャーカードに書き込まれるため、高速連写1では最大15コマ、高速連写2では20コマの撮影と、いずれも約1.5秒間の連続撮影が可能なわけだ。高速連写2では“プリキャプチャー機能”も利用でき、シャッターを押す前からの画像をキャッシュしておくことで直前の5コマを含めた画像が記録される。

なお、シャッター速度を引き上げる必要があるためか、明るい状況下であっても高速連写を用いる際はISO 400以上に設定しなくてはならない。記録画素数に関しては高い画素数に設定していても連写モードにすると強制的に低い画素数に変更されるのだが、ISO感度を低い値に設定したままだと連写モードの設定で高速連写が選択できないのは、使ってみて少々とまどった。

付属品一覧

レンズキャップと首掛け式ストラップ、単3アルカリ乾電池などが付属する。電池は本体下面から、xDピクチャーカードは右側面から装着する

前へ 1 2 次へ

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

最新記事

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン