このページの本文へ

変態達の熱き友情に目頭が熱くなる「いぬかみっ!」 圧倒的な存在感のオリジナルテレカに惚れた!

2007年04月10日 22時10分更新

文● 師 忍

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 色々なアプローチで、TVアニメの限界にチャレンジし、4月21日からは劇場公開も控えている「いぬかみっ!」。24話から最終話までの3話を収録したDVD「いぬかみっ! VOL.9 特装版」が、キングレコードのスターチャイルドレーベルより発売になった。店頭での販売価格は、7000円程度となっている。

「いぬかみっ! VOL.9 特装版」のパッケージ。ジャケットは至って普通の啓太+ようこ+薫の犬神10人と美少女分多めのパッケージとなっている

 「いぬかみっ!」は、電撃文庫から発売されている有沢まみず氏の小説が原作。ストーリーは犬神使いの一族出身であり、妖怪や変態から非常になつかれる“啓太”と、彼と契約した犬神であり強大な力と秘密をもった“ようこ”の活躍を描いている。他にも啓太のいとこである“薫”やその犬神10人、さらに数々の変態や妖怪が登場し、それぞれが非常に強い個性を持っている作品だ。登場する犬神はほとんど美少女なので、非常に画面は華やか。しかしこの作品を語る上で外せないのが数々の変態で、最大の敵であった“赤道斎”も下半身を常にむき出しにし、局部部分を“マンモス”の絵柄で常にアピール。また敵味方に色々な変態が登場し、主人公である啓太もようこに裸にされて道に放り出されることが多く、モザイク代わりに“ぞうさん”を股間につけるはめになっていた。

“赤道斎”のテレホンカード

これが“赤道斎”のテレホンカード。主人公やヒロイン達を押しのけて、堂々とこのキャラクターを特典イラストに決定したことに拍手を送りたい。マンモスも大きく吠えている

 モザイクやぼかしやアングルをかえることなく、この“マンモス”や“ぞうさん”を描くことで男性の裸を大量に描いていたこともかなり強烈な作品で、ようこを始めとして、レギュラーキャラクターの犬神達は美少女ばかりなのにもかかわらず、作品のイメージとして欠かせない要素になっていることだけでも異色といえる。

 今回のDVD9巻発売に合わせて大々的に告知されたアソビットゲームシティの5巻~9巻連動購入特典テレホンカードにはその“象徴”が登場。何とそのイラストは、仁王立ちした“赤道斎”で、中央には大きく“マンモス”が描かれている。「いぬかみっ!」という作品を強烈にアピールしていると言えよう。この特典は、5巻から9巻までを特典版で購入する人が対象になるが、まだセット販売パッケージが用意されているので「これは欲しい!」という人は急いだほうがいいだろう。

 ヤマギワソフト アニメ館では、VOL.9の購入特典としてオリジナルコースターをプレゼントしていた。こちらは薫の犬神より「いまり」と「さよか」の双子犬神が描かれている正統派だ。

ヤマギワソフトの特典オリジナルコースター

こちらは、ヤマギワソフトの特典オリジナルコースター。「いぬかみっ!」の美少女成分を補充できる特典だ

 なお「いぬかみっ! VOL.9 特装版」の封入特典は、デジパック仕様に16ページブックレット、ドラマCD、有沢まみず氏の書き下ろし小説となっている。通常版の発売は6月6日の予定で、これらの特典は付属しない。

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

ASCII.jpメール アキバマガジン

クルマ情報byASCII

ピックアップ