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究極の水冷!完全に水没した状態で動作させるKOOLANCE製の1200W電源がオリオスペックでデモ中

2007年04月07日 22時37分更新

文● 北村

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 筐体内部が液体で満たされているという、度肝を抜く冷却システムを採用した1200W電源「PSU-1200ATX-12S」がKOOLANCEから登場した。電源ユニットが完全に水没した状態となっており、見た目のインパクトは抜群。同製品のデモを現在オリオスペックで行なっている。

KOOLANCE製の1200W水冷電源「PSU-1200ATX-12S」

 この電源は、水冷システムのタンクに電源ユニットをドボンと放り込んだような構造となっており、従来の水冷システムにあるウォーターブロック(水枕)は存在しない。水没した電源に通電するなど、常識から考えるとタダでは済まない危険度大な行為だが、満たされている液体は電気を通さない工業用の特殊な液体のため、基板などにかけてもショートや爆発などはしないという。

思わず目を疑ってしまうが、基板や電化製品を洗浄する場合などに使用する絶縁性の液体を利用しているため、ショートしたり爆発したりはしない。ショップによると、冷却液はあらかめじめ封入されており、補充などのメンテナンスは不要とのこと

 

 内部の液体は、電源ユニット背面に設置されたラジエータで冷却する。ラジエータのサイズは172(W)×105(D)×141(H)mmで、PCケース背面にも取り付け可能だ。ラジエータには、温度によりファン回転数を自動制御する12cmファン(風量20~107CFM/騒音値25~33dB)が1基搭載されている。

製品画像

電源はATX/E-ATX/BTXのPCケースに対応している。ラジエータはPCケース背面に取り付けできる

 電源の出力は1200W(最大出力1400W)で、12Vラインは4系統(18V/18V/30V/30V)用意されている。コネクタ数はATXメイン(24ピン)×1、ATX12V(8ピン)×1、FDD用×1、HDD×12、Serial ATA×6、PCI Express(6ピン)×4。 電源ユニットのサイズは152(W)×210(D)×81(H)mmとなる。デモを行なっているオリオスペックによると、販売するかどうかは現在検討中で、販売するとしたら予価は7万9800円前後になるとのこと。

電源ユニットコネクタ部

ケーブルは着脱式を採用している

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【取材協力】

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