VIAが提唱する発展途上国向けのPC・インターネット普及プログラム“pc-1 イニシアティヴ”向けの小型マザーボード「PC1000G」と「PC2500G」の販売がスタートした。
“pc-1 イニシアティヴ”は「残る10億人にもITを」を合言葉に「より多くの“持たざる人々”が生活の中でより情報化された意思決定を行うことを可能にする」(VIA)ための発展途上国向けのPC・インターネット普及プログラム。そのためには、省電力で耐久性に優れ、より柔軟であるPCが必要で、そのリファレンスデザインが同社のウェブサイトに掲載されている。そんな中発売された今回の2モデルは、そのコンセプトに基づいて生産されたマザーボードとなる。
「PC1000G」はチップセットに“CLE266”+“VT8235M”を採用し、CPUにC3-1GHzをオンボード装備するMini-ITXフォームファクタの製品。スペックはとにかくシンプルで、拡張スロットはPCI×1とDDR DIMM×1(DDR266/1GBまで)。VGAや6chサウンド(ALC655)、100/10Base-TXイーサネット、ATA133×2などがオンボードとなっている。
製品コンセプト通り、以下に紹介する「PC2500G」も含めて価格が安いのも特徴で、「PC1000G」はTSUKUMO eX.とツクモパソコン本店II、ツクモケース王国、TWOTOP秋葉原本店で1万980円。Mini-ITXを使った入門機用の製品としてはちょうどよいかもしれない。
一方の「PC2500G」はチップセットに“CN700”+“VT8237R Plus”を採用し、CPUにC7-1.5GHzをオンボード装備するMicro ATXフォームファクタの製品。ちなみに基板サイズは216mm×183mmというもので、Micro ATXよりひと回り小さい。拡張スロットはPCI×2とDDR2 DIMM×2(DDR2-400/533、2GBまで)。VGAや6chサウンド(ALC655)、100/10Base-TXイーサネット(VIA/VT6103)、Serial ATA×2、ATA133×2などをオンボードで用意している。価格はTSUKUMO eX.とツクモパソコン本店II、ツクモケース王国、TWOTOP秋葉原本店で1万3980円だ。