アップルジャパン(株)は5日、デスクトップ型Mac「Mac Pro」のCTOオプションで、2基のクアッドコア構成のXeon-3GHzを選択できるようにした。アップグレード料金は18万8790円で、基本構成(30万4571円)よりCPUのみアップグレードした場合は50万8590円となる(Apple Storeで見る)。
採用するCPUは、インテル“Xeon 5300”シリーズのもの。コア(中心的な演算部)を4つ含むCPUを2基搭載するため、アップルは“8コア”と呼んでいる。
従来、Mac ProのCTOオプションで選択できるCPUは、デュアルコアの“Xeon 5100”シリーズで、2基の2.0GHz、2基の2.66GHz、2基の3.0GHzという3モデルだった。いずれもコアの数は合計4つだったが、今回、上位モデルとして8コアのXeon-3.0GHzが選べるようになった。
アップルによれば、ベンチマークツールの『SPEC CPU2000』を使い、今回の8コアXeon-3.0GHzと、4コアXeon-3.0GHzを比較すると、8コアXeon-3.0GHzのほうが整数演算では1.4倍、浮動小数点演算では1.3倍高いスコアを出したという。
また、3Dグラフィックソフトの『Luxology modo 203』を利用し、8コアXeon-3.0GHzのMac Proと、Power Mac G5 Quad-2.5GHzでレンダリング速度を比べると、8コアXeon-3.0GHzのほうが3.1倍処理を速く終わらせたという。
