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【レビュー】フォトビューアー機能を強化したユニークデジタルカメラ

Cyber-shot DSC-G1

2007年04月05日 18時00分更新

文● 行正和義

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本機を特徴づけるのが独特のアルバム機能だ。本機で写真を撮影すると、撮影した写真データ自体とは別に、自動で撮影写真をVGAサイズに縮小したアルバム画像が別途生成され、内部メモリーのアルバムに自動登録される。さらに付属のWindows XP Home/XP Professional/2000用ソフト『Album Editor Ver.1.0』(Windows Vistaは対応予定)を用いると、パソコンに蓄積された画像を、USB経由でG1上のアルバムに登録することもできる(登録されるのはVGAサイズにリサイズされたアルバム画像のみ)。このようにしてG1では、G1で撮影した写真だけでなく、過去にほかのカメラなどで撮影された写真もまとめて蓄積、閲覧するといった使い方が可能になる。

アルバム表示は5段階の拡大表示が可能。高解像度の液晶ディスプレーのおかげで、最も多くの写真が並ぶ画面でも、何を撮ったものかが視認できるほど一覧性はよい

パソコン側では、アルバムの整理(フォルダ分けやフォルダ・画像へのラベル付け)などが行なえる。面白いのは、パソコン側でアルバムに対して“画像解析”という処理を行なうと、カメラ内のアルバム上で“絞り込み検索”や“類似画像検索”が利用できるようになることだ。これらの検索機能は、まずパソコン上でアルバム画像の明るさや色の分布をデータ化して記録。そのデータを元に、類似画像検索ではアルバム内から似た写真を検索する。絞り込み検索では“顔”の有無や風景写真、写真で多用されている“色”など、4種類の条件を組み合わせて、該当する写真を検索する。例えば顔認識を“風景写真”、色認識を“青”をキーに設定して検索すると、空や海など青い要素を多く含む写真がヒットする。

撮影した画像はラベルで検索できるほか、パソコン上で写真解析を行なえば、条件を組み合わせた絞り込み検索や、類似画像の検索も可能だ

100枚程度のアルバム画像から、数枚を検索するのにかかる時間は数秒と高速だ。ただし、明るさや色の分布でのみ類似画像と判断するため、建物や人物でも構図や色味さえ似ていればヒットする。大量に写真を貯めた状態で検索してみると、思わぬ写真がヒットしたりする面白さもある。ただし、一度パソコン側で画像解析をする必要があるため、撮ったばかりの写真を元に比較検索することができないのは残念だ。

内蔵する無線LAN機能はDLNAに対応する。無線LANアクセスポイント経由で、本機を家庭内ネットワークに接続すると、同社のテレビ“BRAVIA”(ブラビア)など、DLNAクライアント機能を備えるテレビで、カメラ内の写真を閲覧できる。無線LANを使った面白い機能としては、2台のG1を用意してアドホック接続すれば、互いの撮影画像を交換する“ピクチャーギフト”や、撮影写真を自動的に相手に送信する“コラボショット”といった新しい利用法の提案がなされている。G1が2台必要なのが難点だが、気の合う仲間同士で活用するのも面白いだろう。なおアドホック接続の際には、本体上面にあるWLANボタンを2台同時に押せば接続が確立するようになっているなど、無線LAN設定に関する知識がなくても、その場での設定が最小限になるように工夫されている。

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