セカンドライフ日本語版へのご提案
私なら「そんなに金が必要なら、プルダウンメニューでいい」という気分になってくる。もっとも、セカンドライフに対する愛もそのぶん薄れてしまう気もするが。
ちなみに、私は、都合で複数のセカンドライフのIDを取ってしまったのだが、追加IDを登録するときにも迷ってしまった。それで、“むかし書いたプログラム”を引っ張り出してきて、ガチャガチャガャチと計算して出しました。次の名前。
Slice Foden
“Slice=切片”って、ちょっぴり仮想っぽさが出ているでしょう? Fodenはセカンドライフが用意しているラストネーム。実はAnagramer(拙著『近代プログラマの夕 2』参照)というプログラムにスペルチェッカー用の辞書とセカンドライフの名字一覧を与えて“My Second Life”のアナグラムを求めたのだ。そしたら、
my second life = foden my slice
というのが求まった。それで“My”を無視したのですね。“Foden”という言葉と私は無縁だから、まだ納得できないんではあるが。
さて、セカンドライフは、日本語版の提供が予定されている。その時、日本人向けの名前も追加されるのだろうか? その場合、新しく日本の姓も追加されることになるのだろうか? もし、そのあたりの仕組みが変更されるのだとしたら、ささやかな提案がある。それは、
ご提案:
セカンドライフ日本版のラストネームは、デタラメな内容にしたらいかがでしょう?
というものだ。えっ、デタラメってどんなことだって? それは、もうデタラメですよ。そのほうが、日本人には諦めがつくと思うのです。ドンキとかアジャンタとか末広町とか牛乳のフタとかヘソとか……。
実は、よく考えると日本人の姓なんて、そんな発想で生まれたモノのような気もしてくる。それで、どうやってほどよいデタラメを作り出すのか? 私のDetarameというプログラムでも走らせてみますか?
セットアップに$10,000、毎年5000ドルかかりますけど……。
以上、今回の“ご提案”でありました。
なお、セカンドライフの名前については、下記の情報をブログ“東京カレー日記”の中に上げた。
http://blogmag.typepad.jp/tokyocurrydiary/2007/04/post_882c.html
筆者紹介−遠藤諭
(株)アスキー取締役。91年~2002年まで『月刊アスキー』編集長、現同誌編集主幹。日本のモバイルやネットのこれからについて、業界での長い経験を生かした独自のスタンスで発信している。著書に、日本のコンピュータ黎明期に活躍した人たちを取材した『新装版 計算機屋かく戦えり』、朝日新聞に連載した『遠藤諭の電脳術』など。ブログ“東京カレー日記”の最新記事は“ネッシー、ドッキリ大作戦”。
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