KDDI(株)および沖縄セルラー電話(株)は29日、無線LAN機能に対応した法人向け携帯電話機『E02SA』をコードレス電話の端末として利用できる“ケータイdeコードレスセット”を5月上旬に提供開始すると発表した。
ケータイdeコードレスセットは、アイコム(株)製の無線LAN対応IP電話ルーター『SR-53V』を親機、E02SAを子機として、両者を無線LANで接続し、固定電話回線の子機として使えるようになるもの。オフィス内では、E02SAで電話回線の着信が受けられるので、電話取り次ぎが不要になるなど業務の効率化が図れるという。コードレス電話の子機として利用できるE02SAは最大6台までで、子機間の電話転送などもできる。
同社はすでに、内線電話の無線LANソリューションとして大規模事業所向けに“OFFICE WISE(オフィスワイズ)”、中規模事業所向けに“OFFICE FREEDOM(オフィスフリーダム)”“OFFIMO(オフィーモ)”を提供している。今回のケータイdeコードレスセットが加わることで小規模事業所向けにも対応し、すべての法人ユーザーに内線電話の無線LANソリューションを提供できるとしている。