(株)ネットジャパンは26日、Windows専用アプリケーションをMac OS X上で動作させる互換レイヤーソフト『CrossOver Mac 6.0 英語版』を発売した。価格はパッケージ版が1万1550円、ダウンロード版が8400円。
開発は米コードウィーバーズ(CodeWeavers)社。Mac OS XにWindows互換API(Windows用のアプリケーションを動作させる際に必要となる命令や関数の集合)を組み込むことで、Mac OS X上で直接Windowsアプリケーションを使えるようになるソフトだ。
『Parallels Desktop for Mac』のようなMac OS X上でWindowsなどを動作させる仮想マシンソフトとは異なり、Windowsアプリケーションの利用にWindows OSを必要としないのが特徴だ。
ソフトのインストール後は、exe形式などのWindowsの実行形式ファイルをダブルクリックすると、自動的にCrossOver Macがファイルを判別して実行する。また、インストール済みのアプリケーションに関連付けされたファイルをダブルクリックすると、CrossOver Mac上のWindowsアプリケーションが自動的に起動してファイルを開いてくれる。
対応OSは、Mac OS X 10.4.4以上。対応機種は、インテル製CPUと512MB以上のメモリーを搭載したMacintosh。
なお、ネットジャパンは今年5月に『CrossOver Mac 6.1 日本語版』の発売を予定している。日本語版は、「日本語環境での動作および、日本語アプリケーション、日本語フォントをサポートするバージョン」とされており、英語版を購入したユーザーは無償で日本語版にアップデートすることが可能だ。
