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アニメとロボットをテーマにした“ロボアニEXPO”も併催

“東京国際アニメフェア2007”が開幕!

2007年03月25日 02時09分更新

文● 千葉英寿

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FLOGMAN氏とラレコ氏、人気のFlashアニメ作家に
共通する点と異なる点

DLEのブース

鷹の爪をメインに展開する(株)ディー・エル・イー(DLE)

多くのメジャースタジオ作品の中、アニメの新勢力として大いに注目されているのが“個人制作”というキーワードだ。個人制作と言えば、すぐに思い浮かぶのがFlashアニメを一人で制作するFROGMAN氏やラレコ氏といったインターネットで一躍有名になった作家たちだろう。今や時の人である彼らだが、今年は個人制作の珍しさで取り上げられるのではなく、すっかり“ビジネス”としてフォーカスされている。

劇場公開中の“秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE~総統は二度死ぬ~”をDLEブースに出展していたFROGMAN氏は、23日に早くも次回作“秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE~島根より愛を込めて~”の制作を発表した。ラレコ氏の“やわから戦車”を出展していた(株)ファンワークスと(株)ライブドアのLivedoorネトアニは、“やわから戦車”の新展開として“やわらか戦車史上最大の作戦”と称し、ラレコ氏のもうひとつの人気キャラクター“くわがたツマミ”と組んだ“連合”による商品化/キャンペーン/メディア展開などを進めると発表した。また、それぞれ書籍『蛙男商会の本 THE FROGMAN WORLD』、『やわらか戦車流 ウェブ2.0発エンタメ・ビジネス戦記』(いずれも(株)講談社刊)を、まもなくほぼ同時に刊行する。

戦車とクワガタがついに連合を組んだ?

Flashアニメ作家からメジャーへと進出してきたこの両氏だが、Flashという共通項のほかにも、早くからのキャラクター商品を展開するなど、戦略面でも似たところを持っている。しかし、実は大きく異なる点もある。FROGMAN氏はインターネット/テレビ/ラジオ/サイン会とありとあらゆるメディアに自ら主演し、FROGMANというキャラクターを前面に押し出している。対してラレコ氏の方は、ブログなどは公開されているものの、メディアには一切顔を出していない。これはそれぞれの作家性が重視されていることの現われと言えるだろう。

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