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ファイル暗号化を手軽に、安全に――システムニーズが「WinSafe復号でき太(@∧@)v.5.0」

2007年03月23日 21時59分更新

文● アスキービジネス編集部

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法人向けセキュリティソフトの開発・販売を手がけるシステムニーズは、ファイル暗号化ソフト「WinSafe復号でき太(@∧@)v.5.0」の販売を開始した。復号時の煩雑な手順を簡略化して手軽に利用できるようにしたのが特徴で、PDF作成やデータ抹消などの機能も標準で搭載する。


「PDF作成」「データ抹消」機能も1パッケージで提供


 「WinSafe復号でき太(@∧@)v.5.0」は、Word/Excel/PowerPointなどのファイルを指定するだけでファイルの暗号化を行なうソフト。復号時に専用ソフトが不要な自己復号型の実行ファイルを作成するため、メールによるファイルの受け渡しなどに便利だ。

暗号化時の設定画面。復号回数や期間の指定などが可能だ

暗号化時の設定画面。復号回数や期間の指定などが可能だ

 特徴は、MACアドレスやWindowsのログイン名などの情報を利用して、復号可能な環境を制限できること。復号回数や復号期間、印刷・編集の制限、自動消去の設定も可能となっている。

 また、従来、暗号化データの受け渡しには、事前に復号のためのキーを取り決めたり、割り当てられたキーを別途、口頭で連絡するなどの手続きが必要だった。本製品では、復号に使うキーやMACアドレスなどをファイルの受け取り相手先自身が設定する「復号先証明書作成」機能を備えており、やり取りにかかる手続きを簡略化した。なお、復号先証明書作成機能は、同社のWebサイトから無償でダウンロード可能である。

 そのほか、PDF作成機能とデータ抹消機能を備えるのも特徴だ。このうち、PDF作成機能は、Word/Excel/PowerPoint向けのプラグインを提供し、データのPDF化から暗号化までを一括して行なうことが可能。PDFの印刷制御、編集制御、クリップボードへのコピー防止などを暗号化と組み合わせることで、安全性をさらに高めることができる。

 対応OSは、Windows Vista/XP/2000 SP4以降。暗号化ファイルの復号は、上記に加えてWindows Me/98にも対応する。価格はパッケージ版が7980円、ダウンロード版が7140円。

 本製品のベースとなるのは、官公庁などの法人を中心に過去5年間で300万ライセンスの販売実績を持つ「WinSafe Lite」。今回の新版では特に操作性に考慮し、手軽に利用できるようにした。同社では「従来の暗号化ソフトは操作や手続きが面倒だった。今回の製品では敷居を下げ、簡単かつ安全にファイルの受け渡しができる」とアピールしている。販売目標は初年度10万本だという。

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