日立ソフトは、セールスフォース・ドットコムのSaaS型CRM「Salesforce」と日立製作所のグループウェア「Groupmax」の連携サービスを4月2日より開始する。サービス名は「SaaSWare SynchroMax」で、スケジューラ機能の同期を実現することで2重入力の手間を省く。
連携サービスの第1弾、サービスラインナップの拡充も計画
「SaaSWare SynchroMax」は、日立製作所のグループウェア「Groupmax」と、セールスフォース・ドットコムのCRM「Salesforce」のスケジュール情報を同期させるサービス。セールスフォース・ドットコムのオンデマンド・プラットフォーム「Apex」で構築されており、SaaS(Software as a Service)型で利用できる。
SynchroMaxで同期できるのは、GroupmaxのスケジューラとSalesforceのカレンダーおよびToDo機能。Salesforce とGroupmax間の同期方向(双方向/SalesforceからGroupmax/GroupmaxからSalesforce)の指定や、自動同期を行なうタイミング、同期する項目などの指定が可能だ。
従来、全社的な情報共有にグループウェアを、営業活動の共有にはSalesforceを使っている企業では、営業部門の従業員が両方のシステムにスケジュールを入力する必要があった。今回のサービスを利用することで、どちらか一度の入力で全従業員のスケジュール情報をGroupmax上で確認できるようになる。
SynchroMaxの料金は月額料金制で、315円/ユーザー。
日立ソフトは、今回の新サービスを「SaaSWare」シリーズの第1弾と位置づけ、Saleseforceと日立グループのパッケージソフトやERPなどとの連携サービスを今後、順次開始する予定。従来から提供するSalesforceのコンサルティング/インテグレーションサービスに加え、SaaSWareを組合せて提供することで、SaaS事業のさらなる拡大に注力する構えだ。
