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ねずみ男がパソコンを使う?

“ゲゲゲの鬼太郎”のアニメ完成披露試写会を開催

2007年03月20日 20時10分更新

文● 編集部 永水和久

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(株)フジテレビジョン、(株)読売広告社、東映アニメーション(株)の3社は20日、水木しげる原作のテレビアニメ“ゲゲゲの鬼太郎”を、全国フジテレビ系列26局において4月1日の日曜朝9時から放送すると発表した。放送時間は30分。同日、記者向けの完成披露試写会があり、原作者の水木しげるさん、テーマ曲を歌う泉谷しげるさんと長井秀和さんも登場した。

水木しげるさん

原作者の水木しげるさん

完成披露試写会の挨拶では、原作者の水木しげるさんが壇上に登場し、「今回で5作目。私はもう85歳なんですが、大変儲けさせてもらいました」と一言だけ述べて退席した。

泉谷しげるさん

オープニングテーマを歌う泉谷しげるさん

長井秀和さん

エンディングテーマを歌う長井秀和さん

続いて、オープニングテーマソング“ゲゲゲの鬼太郎”を歌う泉谷しげるさんが、「ねずみ男と登場してきたからおれは子泣きじじいみたいじゃねえか」と登場。「孫にグッズをねだられるんですよ。声優でも出演したい」と話した。エンディングテーマソング“ウラメシ夜”を歌う長井秀和さんも登場して、「歌は普段カラオケぐらいでしか歌わないんですけどね。低い声で歌う曲だから、僕にまわってきたのではないか。光栄です」とコメントした。

フジテレビジョン編成制作局編成部プロデューサーの高瀬敦也氏

フジテレビジョン編成制作局編成部プロデューサーの高瀬敦也氏

東映アニメーション企画営業部プロデューサーの櫻田博之氏

東映アニメーション企画営業部プロデューサーの櫻田博之氏

試写会では、フジテレビジョン編成制作局編成部プロデューサーの高瀬敦也(たかせ あつや)氏と東映アニメーション企画営業部プロデューサーの櫻田博之(さくらだ ひろゆき)氏が制作に関する説明を行なった。高瀬敦也氏は、「人間から見た正義ではなく、鬼太郎の目線で人間が悪いのか、妖怪が悪いのか判断していく。この現代版の鬼太郎を見た子供たちが、身近に鬼太郎がいるかもしれないと感じててくれたらうれしい」と語った。櫻田博之氏は、「今回は妖怪の魅力が伝わるように設定した。すると妖怪はやはり怖いものになっていく。その怖さを改めて強調した。水木先生の妖怪の魅力がより伝わればうれしい」と語った。

第1話の試写

第1話。現代版の目玉おやじはアールグレイの紅茶でお風呂に入る

今回で“ゲゲゲの鬼太郎”は第5シリーズ目となる。ネズミ男がパソコンを使用することや、目玉おやじは紅茶でお風呂に入るなど現代版としてのキャラクター設定が行なわれているという。また第1シリーズのタイトルは“墓場の鬼太郎”であったことなどに触れながら、司会者がスクリーンに当時の映像を投影して過去の4作品を振り返った。

第5シリーズの“ゲゲゲの鬼太郎

2007年4月1日から放送開始となる第5シリーズの“ゲゲゲの鬼太郎”。妖怪の魅力、特に怖さを強調したという

第1シリーズにあたる“墓場の鬼太郎”。

1968年に放送された第1シリーズにあたる“墓場の鬼太郎”。モノクロで妖怪の恐さが際立っていたほか、鬼太郎の設定は悪役だったという

1971年に放送された第2シリーズになる“ゲゲゲの鬼太郎”

1971年に放送された第2シリーズになる“ゲゲゲの鬼太郎”。社会風刺や文明批判などの内容でメッセージ性が高かったという

第3シリーズの“ゲゲゲの鬼太郎”

1985年に放送された第3シリーズの“ゲゲゲの鬼太郎”。幅広く対象年齢を広げた作品だったという

1996年に放送された“ゲゲゲの鬼太郎”

1996年に放送された“ゲゲゲの鬼太郎”。原作の雰囲気を目指して制作されたという

声優陣

声優陣からのビデオメッセージも放送された。目玉おやじを担当する田の中 勇(たのなか いさむ)さん(右から2番目)は第1シリーズから担当しており、49年目になるという

記念撮影

フォトセッションでは水木しげるさんも壇上に戻り記念撮影

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