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CeBIT 2007レポート Vol.7

東芝やASUS製端末も! CeBITで見つけたWindows Mobileフォン

2007年03月19日 19時16分更新

文● 安藤怜、編集部 小林久

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日本でも徐々に浸透しつつあるスマートフォン。W-ZERO3をはじめとしたヨコ出しキーボード搭載機など、パソコンに近い機能と操作感を持っている点が特徴だ。CeBIT 2007の会場では東芝ブランドのWindows Mobile端末が展示されていたほか、日本でもおなじみの台湾HTC、台湾ASUSTeK Computer製端末なども見つけられた。

東芝ブースで見つけたヨコ出し端末


東芝のブースに展示されていたのは、リリースされたばかりの『Windows Mobile 6』を搭載するスマートフォン『G900』など2機種だ。

東芝はヨコ出しQWERTYキーボード搭載の『G900』と一般的なテンキータイプの『G500』を展示していた

G900は、2月に発表されたばかりの最新OSであるWindows Mobile 6を搭載するスマートフォン。通信方式はUMTS、HSDPA、GSM、EDGEなどをサポート。3インチのワイドVGA液晶パネルやスライド式QWERTYキーボードなどを備える。指紋センサーを装備している点も特徴のひとつだろう。無線LANやBluetoothにも対応しているという。内蔵のカメラは200万画素だ。本体の厚さは21.5mm。

G900と合わせて展示されていた『G500』はQWERTYキーボードはなく、テンキーを装備しているが、OSにWindows Mobile 5を採用している。こちらも指紋センサーや無線LAN、Bluetoothなどを備えている。



HTCは欧州向けの3機種を展示


台湾のHTC製のスマートフォンは、O2、T-Mobileなど携帯電話キャリアーのブースで見ることができた。

まず、スライド式キーボード付属のスマートフォン『Xda terra』から。こちらは携帯電話キャリアーO2のブースで展示されていた。ハード的には『P4350』の名前で、発表されているものと同型の製品だが、OSにWindows Mobile 6.0を採用するなど、一部アップデートされた製品となっている。スライド式キーボードやタッチスクリーンで操作する。200万画素のカメラを搭載し、無線LAN、Bluetoothにも対応。欧州での発売は5月を予定している。

HTCの『Xda terra』(左)。スライド式キーボードが特徴だ(右)

側面から見たところ。microSDカードスロットも確認できる(左)。背面には200万画素のデジタルカメラがある(右)

次に、PDAタイプの『Ameo』を紹介する。これはドイツの携帯電話キャリアーT-Mobileのブースにあったもので、PDA型スマートフォンとなる。これもHTCから『Advantage X7500』として発表されている製品で、Windows Mobile 6.0を採用している。通信規格はHSDPA、W-CDMA、EDGE、GPRS、GSMに対応。タッチパネル付きの液晶ディスプレーは、5インチで解像度640×480ドットとなる。本体とキーボードとは分離させられる。重量は836gだ。

htc07

『Ameo』。本体とキーボードを分離することも可能だ

同じくT-Mobileのブースには『MDA Compact III』というWindows Mobile搭載スマートフォンも展示されていた。こちらもタッチスクリーンで操作できる。決定キーの部分には“シャトルキー”があり、これを回転させることで、カーソル移動が行なえる。通信規格はEDGE、GPRS、GSMなどに対応。

MDA Compact III



ASUSは、スリム&GPS搭載のWindows Mobileケータイを


台湾ASUSTeKのブースでもWindows Mobile端末を見つけることができた。

『M530w』は、OSにWindows Mobile 6.0を採用。3G(W-CDMA)、GPRS、GSM通信のほか、無線LAN(IEEE 802.11b/g)、Bluetoothなども備える。QWERTYキーボードを搭載しているが、厚さ13.8mm、重さ110gとスリムかつ軽量である点も特徴である。色は2色が用意されており、ホワイトモデルも選択できる。

『M530w』(左)。Windows Mobile 6.0 Standard搭載のスマートフォンだ。色のバリエーションとしてホワイトの『M530w』もある(右)

また、同じくWindows Mobile 6.0を搭載し、GPS内蔵の『P526』も展示されている。GPSアンテナには、米SiRF Technology社の“STAR III”。3G(W-CDMA)、GPRS、EDGE、GSMによる通信が可能。こちらの厚さは15.4mmで、重量は115gだ。

こちらはGPSを搭載した『P526』



富士通シーメンスのスマートフォン『Pocket LOOX T830』


富士通シーメンスが展示していた『Pocket LOOX T830』は、Windows Mobile 5.0 Phone Editionを搭載したスマートフォンだ。W-CDMAやGSMのほか、無線LAN(IEEE 802.11b/g)にも対応している。CPUはIntel PXA270を搭載、64MBのメモリーを備える。200万画素のデジタルカメラや、2.4インチの液晶ディスプレーを搭載。解像度は240×240ドットだ。サイズは幅64×奥行き21×高さ126mm、重さは195g。

P-LOOX

Windows Mobile 6ではないが、通信内蔵のPocket LOOXも富士通シーメンスのブースで展示されていた

Pocket LOOX T830

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