このページの本文へ

日立、カートリッジ型HDDで録った番組を残せるプラズマ/液晶TV“Wooo”を発表!

2007年03月20日 15時51分更新

文● 編集部 小西利明

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

(株)日立製作所は20日、地上/BS/110度CSデジタル放送対応プラズマTV/液晶TV“Wooo”シリーズの新製品8機種を発表した。コンテンツ保護技術に対応したカートリッジ型のリムーバブルHDD“iVDR-Secure”(以下iVDR-S)をTV本体に接続し、内蔵HDDと合わせてデジタル放送の録画やムーブが可能な製品などがラインナップされている。価格は全機種オープンプライス。

フルHD プラズマTV『P50-XR01』 内蔵HDDに加えて、リムーバブルHDD“iVDR-Secure”に対応したフルHD プラズマTV『P50-XR01』。写真のスタンドは別売り

(株)日立製作所は20日、地上/BS/110度CSデジタル放送対応プラズマTV/液晶TV“Wooo”シリーズの新製品8機種を発表した。コンテンツ保護技術に対応したカートリッジ型のリムーバブルHDD“iVDR-Secure”(以下iVDR-S)をTV本体に接続し、内蔵HDDと合わせてデジタル放送の録画やムーブが可能な製品などがラインナップされている。価格は全機種オープンプライス。

同日開催された製品発表会で、同社ユビキタスプラットフォームグループ マーケティング事業部 マーケティング本部 本部長の吉野正則氏は、2005年にHDD内蔵型のプラズマTVを製品化して以降、現在では同社の薄型TV製品の60%以上がHDD内蔵型になっていると述べ、HDD内蔵による手軽なデジタル放送録画が消費者の支持を集めているとした。

吉野正則氏 iVDR-SのHDDを手に説明を行なう、日立製作所 マーケティング事業部 マーケティング本部 本部長の吉野正則氏

一方で、HDD内蔵TVに限らず、録った番組を光ディスクに書き出して保存したり、見終わった番組を随時削除するといったこまめな管理を行なうユーザーは少数派であるといった調査を例に挙げて、多くの消費者は録った番組はHDDが満杯になるまで貯め込む傾向があると分析。着脱交換可能なHDDを搭載することで、HDD容量に対する不満を解決するのが新製品の特徴であるとした。

新製品8機種中5機種(XR01とHR01シリーズ)には、TV本体内にiVDR-Sに対応した250GBのHDDを内蔵する。さらに本体側面に“iV(アイヴィ)ポケット”と呼ぶHDD用スロットを備えて、別売りのiVDR-S対応リムーバブルHDDを装着できる。TV番組の録画や録画番組の再生は、内蔵HDDとiVDR-Sのどちらでも同じように可能であるほか、録画番組を内蔵HDDとiVDR-Sの間でムーブすることも可能である。

“iVポケット”に装着したiVDR-S HDD バックパネルを外した本体内部
本体右側面にある“iVポケット”に装着したiVDR-S HDD。着脱は簡単にできるバックパネルを外した本体内部。内蔵HDDとiVポケットの配置が分かる。内蔵HDDも内蔵用のiVDR-S HDDである

iVDR-Sは日立マクセル(株)から発売され、記憶容量は80GBと160GBがラインナップされている。価格はオープンプライスで、予想実売価格はそれぞれ、3万5000円前後、2万円前後と想定されている。

日立マクセルのiVDR-S HDDのラインナップ 160GBモデルのカットモデル
日立マクセルのiVDR-S HDDのラインナップ。“ハードディスク アイヴィ”の名称で呼ばれる160GBモデルのカットモデル。中身は2.5インチタイプのHDDで、著作権保護のための暗号化機構を備える

簡単に着脱できるリムーバブルHDDに対応したことで、録画用HDDを事実上無制限に増量できるだけでなく、家族の1人1人がiVDR-Sを持って、録画用HDDを使い分けるといった使用シーンも想定されている。またiVDR-S内の番組情報は本体側HDD内にも保存されているため、録画番組の検索時に、装着していないiVDR-Sも含めた検索を行なえるなど、可能な限り内蔵HDDとiVDR-Sの違いを感じずに扱えるよう配慮されている。

また、画質を損なわずにデジタル放送のハイビジョン映像を2分の1サイズに圧縮する“XCodeHD”を搭載。高ビットレートのBSデジタル放送を、内蔵HDDの場合で約50時間分録画できる。なお、デジタル放送用チューナーは2系統内蔵しているため、TV視聴中に裏番組を録画させることも可能である。ダブルチューナーを生かした、2画面並列の2番組同時表示機能や、裏番組を小画面で表示する“裏番組チェック”機能も備えている。

50V型のフルHD プラズマTVも登場

日立のプラズマTV製品では、2006年9月に60V型でフルHD解像度の製品を発表していたが、よりリーズナブルな価格とサイズでのフルHD対応製品の登場も期待されていた。今回発表された新製品では、最上位シリーズに位置する“XR01”に、50V型(50インチワイド)でフルHD解像度対応のプラズマTV『P50-XR01』と、37V型でフルHD解像度対応の液晶TV『L37-XR01』がラインナップされた。

『L37-XR01』 動画表現力を液晶TVと比較中のP50-XR01
37V型フルHDのIPSαパネル搭載液晶TV『L37-XR01』動画表現力を液晶TVと比較中のP50-XR01

P50-XR01は、フルHD解像度対応のPDP“フルHD ALISパネル”を採用。優れた動画表現力や高輝度(1100cd/m2)、高コントラスト(1万:1)に加えて、高解像度の表示も実現した。液晶TVのL37-XR01も、IPSα型としては初の37インチワイドタイプでフルHD解像度の“フルHD IPSαパネル”を採用。毎秒60フレームの映像を、映像処理回路上で倍の120フレームに上げることで、動画の滑らかさを向上させる機能も搭載している。

さらにXR01シリーズでは、“なめらかシネマ”と称する映画用の高画質化技術も搭載している点を特徴としている。これは、24フレーム/秒の映画を60フレーム/秒のTV放送やDVDに変換する際に行なわれる、“2-3プルダウン”と呼ばれる処理によって、動画の滑らかな動きが損なわれてコマ落ちしているように見える現象を解決する機能である。2-3プルダウンされた映像を検出すると、映像処理回路内で映像のフレーム間で動き補間処理を行ない、補間されたフレームを差し込んで、滑らかな表現を行なうものである。同社の説明によれば、この機能は2-3プルダウンされた映像を検出して行なうもので、映画専用の高画質化機能となっている。

“なめらかシネマ”機能のイメージ図 “なめらかシネマ”機能のイメージ図。2-3プルダウンされた映画では、1~2コマ目と3~5コマ目が動かないため、動きがカクカクとして見えるが、なめらかシネマでは動き補間技術で作ったフレームを2~4コマ目に入れて、滑らかな動きに見せている

XR01シリーズ以外には、HDD搭載でHD解像度対応の“HR01”シリーズと、HDDなし/HD解像度対応の下位モデル“H01”シリーズがラインナップされている。いずれも42V型と37V型のプラズマTVと32V型の液晶TVがラインナップされている。XR01シリーズとHR01シリーズは、1080Pの入力に対応したHDMI入力端子を3系統、下位モデルであるH01シリーズは2系統装備。D4入力やS2ビデオ入力もそれぞれ2系統備えるなど、入力端子系は充実している。

予想実売価格とスペックの概略は以下を参照のこと。発売日はXR01シリーズが5月中旬、HR01/H01シリーズは4月20日の予定。

HDD/iVDR-S搭載 フルHDモデル

P50-XR01
画面サイズ:50V型 プラズマ|パネル:フルHD ALISパネル|表示画素数:1920×1080|輝度:1100cd/m2|コントラスト:10000:1
デジタルチューナー×2、地上アナログチューナー搭載|録画用250GB HDD内蔵およびiVポケット搭載|主な入力端子:VHF/UHF入力×1、BS/CS-IF入力×1、HDMI入力×3、D4入力×2、S2ビデオ入力×2、ビデオ入力×3、i.LINK×1、光デジタル音声出力×1、SD/MMCメモリーカードスロット
本体サイズ(W×D×H):125.0×12.9×82.3cm|重量:47kg|予想実売価格:57万円前後
L37-XR01
画面サイズ:37V型 液晶|パネル:フルHD IPSαパネル|表示画素数:1920×1080|輝度:500cd/m2|コントラスト:7000:1|チューナーやHDD、端子類はP50-XR01と同等
本体サイズ(W×D×H):92.7×11.5×62.4cm|重量:22.9kg|予想実売価格:35万円前後

HDD/iVDR-S搭載 HDモデル

『P42-HR01』 『P42-HR01』
P42-HR01
画面サイズ:42V型 プラズマ|パネル:1080ALISパネル|表示画素数:1024×1080|輝度:1500cd/m2|コントラスト:10000:1
デジタルチューナー×2、地上アナログチューナー搭載|録画用250GB HDD内蔵およびiVポケット搭載|主な入力端子:VHF/UHF入力×1、BS/CS-IF入力×1、HDMI入力×3、D4入力×2、S2ビデオ入力×2、ビデオ入力×3、i.LINK×1、光デジタル音声出力×1、SD/MMCメモリーカードスロット
本体サイズ(W×D×H):106.7×11.7×71.3cm|重量:29.9kg|予想実売価格:39万円前後
P37-HR01
画面サイズ:37V型 プラズマ|パネル:1080ALISパネル|表示画素数:1024×1080|輝度:1300cd/m2|コントラスト:3000:1|チューナーやHDD、端子類はP42-HR01と同等
本体サイズ(W×D×H):96.0×12.5×62.4cm|重量:28.7kg|予想実売価格:32万円前後
L32-HR01
画面サイズ:32V型 液晶|パネル:IPSαパネル|表示画素数:1366×768|輝度:500cd/m2|コントラスト:7000:1|チューナーやHDD、端子類はP42-HR01と同等
本体サイズ(W×D×H):80.4×11.4×54.0cm|重量:17.0kg|予想実売価格:25万円前後

HDDなし HDモデル

『P32-H01』 新製品中、最も安価な『P32-H01』
P42-H01
画面サイズ:42V型 プラズマ|パネル:1080ALISパネル|表示画素数:1024×1080|輝度:1500cd/m2|コントラスト:10000:1
デジタルチューナー×1、地上アナログチューナー搭載|主な入力端子:VHF/UHF入力×1、BS/CS-IF入力×1、HDMI入力×2、D4入力×2、S2ビデオ入力×2、ビデオ入力×3、光デジタル音声出力×1、SD/MMCメモリーカードスロット
本体サイズ(W×D×H):106.7×11.7×71.3cm|重量:28.6kg|予想実売価格:31万円前後
P37-H01
画面サイズ:37V型 プラズマ|パネル:1080ALISパネル|表示画素数:1024×1080|輝度:1300cd/m2|コントラスト:3000:1|チューナーやHDD、端子類はP42-H01と同等
本体サイズ(W×D×H):96.0×12.5×62.4cm|重量:26.9kg|予想実売価格:26万円前後
L32-HR01
画面サイズ:32V型 液晶|パネル:IPSαパネル|表示画素数:1366×768|輝度:500cd/m2|コントラスト:7000:1|チューナーやHDD、端子類はP42-H01と同等
本体サイズ(W×D×H):80.4×11.4×54.0cm|重量:15.9kg|予想実売価格:20万円前後

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

最新記事

QDレーザー販促企画バナー

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン