米アドビ システムズ(Adobe Systems)社は6日、同社開発チームのブログを通じて、今月27日にニューヨークで次期主力グラフィック編集ソフト『Adobe Photoshop CS3』の発表を予定していると明らかにした(関連記事)。さらに、この新しいPhotoshopには、通常バージョンのほかに“Extended(上級)バージョン”が用意されており、2バージョンの製品が開発されていることがを、同社ウェブサイトを通じて明らかになった。
『Adobe Photoshop CS3 Extended』は、3Dグラフィックスとモーショングラフィックの機能を強化したもの。モーショングラフィック機能については、すでにパブリックβ版にも組み込まれて明らかになっていたが、この“ビデオのフレームをレイヤーとして取り込める”のと同様に、3Dモデリングされたデータもレイヤーとして取り込むことができるようだ。
このExtendedは、映画やビデオ制作関係者、さらには3Dグラフィックス/モーショングラフィックを扱うデザイナー/プロダクト・デザイナー(製品設計者)/建築デザイナーといった、主に立体を扱うクリエイターのほか、医療関係者や科学研究者などをターゲットにして製品と位置づけられている。
