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ここが変わったWindows Vista 100連発! 第36回

無線LANがより手軽に設定、管理できるようになった

2007年03月12日 00時00分更新

文● 柳谷智宣 アバンギャルド

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Windows Vistaでは、無線LANの設定がより分かりやすいインターフェースに一新された。WEPやWPAのキーさえ分かれば、初心者でも簡単につなげられるようになっているのだ。

Windows XPの“ワイヤレスネットワーク接続のプロパティ”

Windows XPの“ワイヤレスネットワーク接続のプロパティ”は、コントロールパネルから“ネットワーク”を開き、ワイヤレス接続のプロパティ画面→“ワイヤレスネットワーク”タブをクリックする必要がある。画面には専門用語が多く、初心者では分かりにくい

Windows Vistaの“ワイヤレスネットワークの管理”

Windows Vistaではコントロールパネルの“ネットワークと共有センター”を開けば、タスクペインから“ワイヤレスネットワークの管理”にアクセスできる

この機能はWindows Vistaの全エディション(Home Basic、Home Premium、Business、Enterprise、Ultimate)でお使いいただけます。

Vistaの無線LAN設定はWindows XPとは異なり、ほぼ自動で設定されるようになった。“ネットワークと共有センター”から“ネットワークに接続”をクリックすれば、範囲内に存在する無線LANのネットワークが表示される。あとは接続の際に(設定されている場合は)暗号化キーを入力するだけでいい。

XPの“ワイヤレスネットワーク接続”

SP2で強化された、XPの“ワイヤレスネットワーク接続”。過去と比べればずいぶん分かりやすくなっている

Vistaの“ネットワークに接続”

Vistaの“ネットワークに接続”。XPでは左にあったタスクペインの内容が下にまとめられ、一覧の更新も右上に独立したボタンとなって、全体的にすっきりとした。ちなみにダイアルアップ接続やVPN接続も、この一覧に表示・選択できる

WEPキーなど、無線LANの暗号化キーを入力する際にも、入力文字を“*”で隠してしまうのではなく、入力文字を表示しながら入力できるようになった。キー入力自体も1度の入力ですむようになり、確認のための再入力は不要になった。また、XPでは一度接続したアクセスポイントは、自動的に一覧に追加されてしまったが、Vistaでは一覧に残すかどうかを選択できる。一度きりの公衆無線LANを利用しても、無駄な履歴が残らないわけだ。

XPでの暗号化キーの入力画面

XPでの暗号化キーの入力画面。入力文字がマスクされてしまううえ、2回入力しなければならないので、入力ミスをしやすい

Vistaでの暗号化キーの入力画面

Vistaではそれが1回の入力ですむ。画面のように入力文字を表示しながら入力することもできるので、ミスをしにくい。他人にのぞかれないように注意しよう

接続したネットワークを一覧に追加したり、自動的に接続する設定を選べるようになった

接続したネットワークを一覧に追加したり、自動的に接続する設定を選べるようになった

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