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ブロケードが「Brocade Conference 2007 Tokyo」を開催

2007年03月07日 12時01分更新

文● アスキービジネス編集部

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大手SAN(Storage Area Network)ベンダーのブロケード コミュニケーションズ システムズは3月6日、都内でプライベートショー「Brocade Conference 2007 Tokyo」を開催した。

マクデータ買収で脱SANベンダーを宣言

 今回のカンファレンスに合わせて来日した米ブロケードのCEOマイケル・クレイコー氏は、基調講演でこのように語った。

「我々はSANスイッチのベンダーとして知られているが、これからはサービスとFANの企業になる。10年前SANが提唱され、現在主流となっているように、FANはこれから数年の間もっとも注目される技術となる」

米ブロケード CEOマイケル・クレイコー氏

米ブロケード CEOマイケル・クレイコー氏

米ブロケード CEOマイケル・クレイコー氏

 1月29日に同じSANベンダーの米マクデータ社との買収を完了したことを報告し、今後のブランド統合や製品ラインナップの整備などを発表した。合併を受けてブロケードの持つSAN市場でのシェアは83%になり、SANだけでなくFANやサービスの分野へ積極的に参入する姿勢を見せた。

 FANとはFile Area Networkの略で、ブロケードが現在力を入れている領域で、企業内で日々作られ各部門や拠点にあるファイルサーバに蓄積されるファイルを、データセンターに集約させる。「15年前オフィスにあるデータの95%はアナログだった。今では90%がデジタルデータになり、その量も増えている」(クレイコー氏)とし、それらのファイルを効率的に管理するのがFANとなる。

「企業が抱えるデータが増大する中、コストの削減、複雑さの削減、そしてコンプライアンスという3つのエリアで顧客を支援する」(クレイコー氏)

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