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【レビュー】プレゼンテーションソフト『Agree 2007』を中心に新機能をチェック!!

JUST Suite 2007

2007年03月06日 20時46分更新

文● 木下由美

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『Agree 2007』のパッケージ

『Agree 2007』のパッケージ

ジャストシステムから今月9日、新たに登場するオフィス統合ソフト『JUST Suite 2007』は、『一太郎2007』、『ATOK 2007』、『花子2007』、『三四郎2007』、『Agree(アグリー) 2007』、『justsystem PDF Suite』、『Shuriken Pro/R.2』――という7つのソフトがセットになっている(関連記事)。その中で新たに登場したのが、プレゼンテーションソフトの『Agree 2007』だ。

同社発のプレゼンテーションソフトは、
PowerPointユーザーの不満を解消

Agree 2007は同社初のプレゼンテーションソフト。と言っても“PowerPoint”(パワーポイント)を初めとしたプレゼンテーションソフトを使ったことがある人なら、操作性が似ているので戸惑うことなく扱うことができる。また、もしプレゼンテーションソフト未体験なユーザーでも、インターフェースがほかのジャストシステムアプリケーションと統一感を持たせているため、一太郎などのアプリを使ったことがあれば、違和感なく取り組むことができるはずだ。

Agreeに収録されたイラスト/部品

日本人が利用することを想定したイラストや部品が多数収録されている

一太郎と同様といってもさすがに[ESC]メニューは存在しないが(これは花子など、一太郎以外の同社ソフトにない機能なので)、Agreeにはツールボックスアイコンやプルタウンメニューのコマンド名が一太郎に似たものとなっている。また、付属のイラストやテンプレートに日本人好みのものを収録していることもあって、仕上げたプレゼンテーションデータが妙に“欧米化”することがなく、使う方にも見るほうにも安心感を与えるものを作ることができる。



いくつかの図形を1枚のシートに並べる場合、印刷物や小さいディスプレーの画面ではあまり気にならなかったズレも、大画面に投影してのプレゼンでは、何だか収まりが悪く見える、ということがよくある。Agreeでは図形やテキストボックスをマウスでドラッグするときに、自動的にガイドライン(補助線)が表示されるので、縦横の並びをきっちり合わせることができる。プレゼンでは、その内容もさることながら、まずは見た目が勝負。こういったきめ細やかな配慮はうれしいものだ。

ガイドライン表示

ガイドラインを参照しながらパーツを配置することで、細かなレイアウト調整が可能

一通りのプレゼンテーションが終了した後で特定のページを見せて印象付けたいときや、時間を省くためにページを前後に飛ばしたいときなど、いちいちシートの一覧表示に切り替えて探していると、見ている側にとっては「プレゼンテーションが中断されている感」が生まれ、そこで集中力が途切れてお互いに気まずくなり、そのあとのプレゼンに身が入らなくなる(場が白ける)なんてケースもよくあるものだ。

ほかのスライドの参照

プレゼン中に、ほかのスライドを探すことも簡単だ

また操作するほうも、「早くページを切り替えなくては!」と焦るあまりに次のページに飛んでしまって、一覧画面から戻って……などとミスもありがち。その点、Agreeでは、マウスポインタを画面の右端に動かすだけで資料の一覧がサムネール表示されるので、操作する人も見ている方も、不自然にプレゼンが中断されることはなく、お互いよけいなストレスを感じなくてすむ。

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