USB 2.0対応で転送速度がアップ!!
USBサポートでは2.0規格に対応し、転送速度が向上したほか、ウェブカメラも使用できるようになった。Boot Camp用のドライバーを組み込むことで、内蔵iSightも利用可能だ。
周辺機器との互換性も向上したようで、筆者の場合は以前のバージョンで非対応だったプリンター『PM-A700』が使えるようになった(参考記事)。もちろんすべての周辺機器の動作が保証されているわけではないが、以前使えなかった周辺機器がある人は再チャレンジしてみよう。
なお、従来同様、FireWireポートやExpressCardスロットはサポートされていないため、これらのポートに接続した周辺機器はParallelsで直接使えない。
"D:¥Install Macintosh Drivers for Windows XP.exe" /V /a
光学式ドライブで書き込みを実現
従来、Parallelsの光学式ドライブは、インテルMacに搭載されているドライブの種類に関わらず、書き込み不可のDVDドライブとして認識されていた(参考記事)。
その点、バージョン2.5では書き込み可能な光学式ドライブとして認識され、実際に使用できるようになっている。また、以前のバージョンで制限事項とされていた音楽CDの再生にも対応した。
最新の『Windows Vista』に対応
バージョン2.5のParallelsでは、この1月に一般向けリリースが開始された『Windows Vista』にも正式対応を果たした。
注意したいのは、今までParallelsで使っていたWindows XPの仮想マシンをVistaに更新する場合で、そのままではアップグレードできない。
まずWindows XPを終了して、Parallelsの“Actions”メニューから“Prepare Windows Vista Upgrade”を実行。Vistaに対応した仮想マシン構成に変更しておく必要がある。
なお、『Windows Vista Home Basic』と『Home Premium』の両エディションは、仮想マシンやエミュレーターのゲストOSとして使用することがライセンスで禁止されている。
ParallelsでVistaを使うときは、『Windows Vista Business』、または『Windows Vista Ultimate』をインストールする必要がある。
また、ゲストOSとしてインストールしたWindows Vistaではマイクロソフトの著作権保護技術(DRM)で保護されたコンテンツを再生することが禁止されているので注意してほしい。
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