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NTTコムと日本カーライフアシスト、電子広告と携帯電話機を連携させる実証実験を3月1日に開始

2007年02月27日 21時31分更新

文● 永島和夫

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エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ(株)と日本カーライフアシスト(株)は27日、“デジタルサイネージ”(ネットワークに接続されたディスプレーによる電子看板)と、携帯電話機を連携させた屋外広告サービス“サイネージ・サーキュレーション”の実証実験を3月1日から15日まで行なうと発表した。

実験では、NTT研究所の技術を活用し“ある広告がどの程度見られているか”“どのくらいの人が実際の店舗を訪れたか”“広告をきっかけとした情報コンテンツの楽しみ方”などを検証する。

実験の流れとしては、電子看板となるディスプレーを自動車教習所に設置し、新作映画や音楽コンテンツとタイアップしたカラオケチェーンのイベント情報などを継続的に流す。その映像を見たユーザーが、記載されているメールアドレス宛への空メール送信や、QRコードを携帯電話機のカメラで読み取って、専用サイトにアクセスするなどして登録作業を行ない、携帯電話機に待受iアプリをダウンロードする。その後、携帯電話機の位置情報をもとに、待受iアプリが近くにあるカラオケチェーン店舗の情報を表示し、ユーザーに来店を促す。

実験イメージ

実証実験の流れ

配信された店舗情報を元に、実際にカラオケチェーン店に来店した場合は、カラオケボックス内で新作映画や音楽の限定コンテンツを楽しめる特典があるという。

実験場所は、ディスプレーを設置する自動車教習所が、東京都江戸川区の葛西橋自動車教習所、目黒区の日の丸自動車学校の2ヵ所。コンテンツ配信を行なうカラオケボックスは、ビッグエコー秋葉原店、ビッグエコー五反田店、カラオケパセラ上野本店の3店。

NTTコミュニケーションズではこの実験により、“携帯電話からの情報配信”とそれによる“特定ロケーションでの視聴、行動、購買”を検証し、広告によって人の流れを作り出せるかについてを見ていくとしている。

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