2007年03月01日 21時55分更新
あいとりぷるいーえいとおーつーどっといれぶんえぬ
IEEE 802.11nとは、米国の“IEEE”が2007年後半以降に策定を予定している無線LANの標準規格のこと。今までの規格に比べ、データ情報通信を高速化した無線LANを提供する。また、現在、一般に無線LANと呼ばれるものは、IEEEが策定した“IEEE 802.11”の規格を使用しているものを指す場合が多い。これは“Wi-Fi(Wireless Fidelity)”の愛称でも呼ばれ、IEEE802.11の無線LAN規格を使用していることを示している。
無線LAN
IEEE 802.11nとは、米国の“IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc)”が2007年後半以降に策定を予定している無線LANの標準規格のこと。今までの規格に比べ、データ情報通信を高速化した無線LANを提供する。ちなみに日本ではIEEEを“米国電気電子学会”と訳す場合が多いが、IEEE日本支部のホームページでは「IEEE(電気電子学会)」と表記している。
無線LANを使用したデータ情報通信には、様々な規格があるが、現在、無線LANと呼ばれるものはIEEE 802.11の規格を使用しているものを指すのが一般的である。IEEE 802.11には、用途に合わせ“IEEE 802.11b”“IEEE 802.11a”“IEEE 802.11g”などの様々な規格が存在するが、IEEE 802.11nもその規格の中のひとつである。
●IEEE 802.11a/b/g/nの比較
IEEE802.11b | IEEE802.11a | IEEE802.11g | IEEE802.11n | |
---|---|---|---|---|
使用周波数帯 | 2.4GHz帯 | 5GHz帯 | 2.4GHz帯 | 2.4GHz / 5GHz |
最大伝送速度 | 11Mbps | 54Mbps | 54Mbps | 数100Mbps |
通信範囲 | 約100m | 数10m | 約100m | 数100m |
IEEE 802.11nは最大伝送速度が500Mbps以上と、今までの無線LANでは実現できなかったデータ情報通信の高速化を可能にしている。また、IEEE802.11aやIEEE802.11gとの下位互換性を持つ。
今まで以上のデータ情報通信の高速化、安定化のため、IEEE 802.11nには“MIMO(マイモ、Multiple Input Multiple Output)”と呼ばれる複数のアンテナで、データ情報を送信して処理する技術が採用されている。これによりIEEE802.11gと比較すると、最大5倍の通信速度と、約2倍の通信範囲を実現できる。
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