うまくテレポートできれば、日本語の看板や、萌えイラストなどが目に飛び込んでくるはずだ。ちなみに、「Second Life」に存在する“Akiba”は、株式会社ジップサービスが運営する日本人専用居住区だ。同社はリンデンラボからSecond Life内の土地を購入し、区画整理したうえでその土地を日本人にレンタルしている。土地の購入は費用がかかるうえに、米リンデンラボ社にアメリカドルで土地代を支払わなければならないため個人にはややハードルが高い。そこでジップサービスでは、その面倒な土地購入を一括で行ない、購入した土地をユーザーにレンタルする不動産屋のようなサービスを行なっているのだ。同社が運営する日本人居住区“MagSL Tokyo”は、日本円で土地をレンタルできるうえに、土地所有権のないベーシックアカウントのユーザーでも、夢のマイホームやショップを持つことが出来る。同社が展開している日本人居住区“MagSL Tokyo”は現在、Shinjuku、Shibuya、Ikebukuroなど7つの街があり、Akibaはそのうちの1つとなっている。ここからは、仮想世界に誕生したもうひとつの趣都“Akiba”をフォトレポート形式で紹介していこう。
ここが仮想世界の“Akiba”。現実のアキバとは見た目がかなり違うが、他の街よりアニメやホビー色が濃いのは同じようだ
待ち合わせなどによく利用されるAkiba Hiroba。この池は予想以上に深いので、落ちるとドッキリする
木造平屋の駄菓子屋さん。懐かしい看板やダルマストーブが昭和の時代を偲ばせる
この建物はネルフ?
こちらはオープンしたばかりのショップ。入口に開店祝いの花輪があるのが日本らしい
大砲と戦闘機が設置してある建物を発見。地球防衛軍総司令部だろうか?
空き地の土管にはまった青ネコとスネ夫(?)。ちょっと胴体長すぎませんか?
萌えイラストを掲げた萌え屋さん。ガラス張りの建物が秋葉原UDXやダイビルを髣髴とさせる
店内ではTシャツを無料配布している。せっかくなので貰っていこう
シャツ1枚変えただけでホストからアキバ系に大変身!今後はこの格好で散策しよう
薬局や遊園地などに置かれているサトちゃんムーバー。乗るとそれらしい動きをする
萌える混浴という素敵なお風呂屋さん
秋葉原名物おでん缶の自販機。ボタンを押すとおでん缶が出てくる
無料なのをいいことに、早速おでん缶を一気食い。缶が妙にリアルだ
ロゴが某メーカーそっくりのラジコンショップ。ラジコンサーキットがあるので寄ってみた
1分間の無料体験走行を試してみる。キーボードで自由に走らすことができて、割と楽しい
観光地やレジャーランドでよく見かけた懐かしのコスモス製玩具自販機。本物同様、お金を入れるとランダムでアイテムが出てくる
アイドルスタジオの前には速そうな車が止まっている。牛は肉の万世から逃げ出してきたのだろうか?それとも、牛を乗用車代わりに使うアイドルが来ているのか?
頻繁に銃声や爆音が聞こえる教会風の建物。気になるので中に入ると…・・・
ゾンビが集団で襲ってきた!なるほど、確かに素手ではなかなか倒せない
アキバといえばメイド喫茶。かわいいメイドさんが入れたコーヒーが無料で飲める。今は深夜なので不在だけど……
オリジナルのキャラクターを扱うショップ。クリックすると鳴くところがかわいい
海が見えるおしゃれなカフェ
サイバーな雰囲気の建物
「ルミネス」や「ナインティナインナイツ」などを手がけるゲーム会社、キューエンタテインメントの建物。「Second Life」内でもゲームの企画などを進めているのだろうか?同社の今後の動きが気になる
海辺にあるレンガ造りの倉庫。すっかり日が暮れてきた
Akibaの全景。街は日々変化している
Akibaはまだ街が出来て1ヶ月程度しか経っていないため、まだまだ空き地や工事中の土地が多い。昨日あった建物が今日はまったく違う建物になっていることもある。取材中にも新しいショップやアトラクションがオープンしたりと、日々街の様子が変化していた。こうした街の変化を見続けていくのも、「Second Life」の楽しみ方のひとつだろう。
取材後しばらくして訪れると、街の中央に新しいメイドカフェが出来ていた
駄菓子屋も2階建てに増築されている。街はこうして成長を続けるのだ