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2007年03月01日 21時41分更新

ろーず/ろす

RoHS

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RoHSとは?

RoHSは“Restriction of the Use of Certain Hazardous Substances in Electrical and Electronic Equipment”の略で、EUが2006年7月1日に施行した電気・電子機器への有害物質の含有を禁止する規制のこと。「ローズ」「ロス」とも読み、“RoHS指令”や“RoHS基準”などとも呼ばれる。EUは2020年をめどに環境保護のための“WEEE指令”を整備する計画で、RoHSはその第一歩となる。

  • 法律


 

詳細解説

有害物質の使用制限

 RoHSは“Restriction of the Use of Certain Hazardous Substances in Electrical and Electronic Equipment”の略で、EUによる“電子・電気機器における特定有害物質の使用制限”に関する指令。「ローズ」や「ロス」とも読み、“RoHS指令”や“RoHS基準”などとも呼ばれる。2002年11月にEUの調停委員会で合意され、2006年7月1日に施行された。電気・電子機器を製造する際に有害物質の含有量を一定以下に抑えることを義務付けている。

 施行の時点で対象となっている物質は6種類で、規定される含有量は以下の通り。

RoHS対象の規制物質

規制物質含有量
1,000ppm以下
水銀1,000ppm以下
カドミウム100ppm以下
六価クロム1,000ppm以下
ポリ臭化ビフェニル(PBB)1,000ppm以下
ポリ臭化ジフェニルエーテル(PBDE)1,000ppm以下

適用免除の用途も

 RoHSはEU内での規制となるが、EU内で販売される製品すべてに適用されるため、日本メーカーの製品もRoHSをクリアする必要がある。また、日本国内で販売される製品にも、環境安全基準のひとつとしてRoHSクリアを製品に記載する例が増えている。なお、これらの物質のうち、たとえばブラウン管などのガラスに含まれる鉛や高温溶接タイプの鉛ハンダ、医療器具など、代替手段のない製品においては、一定の範囲で適用が免除されている。なお、RoHSには“カドミウム指令”として有名な、プラスチックにカドミウムを使用する際の制限である“91/338/EEC”も適用されている。

適用免除となる用途

対象物質適用免除の用途
陰極線管、電子部品、蛍光管のガラスに含まれる鉛
高融点ハンダ(鉛85%以上)
サーバやストレージ装置、ネットワーク・インフラストラクチャーを構成する通信製品などのハンダ(2010年まで)
セラミックス製電子部品の鉛など
水銀 小型蛍光灯1本あたり5mg未満の水銀
特殊用途の直管蛍光灯に含まれる水銀
カドミウム「91/338/EEC」で禁止されている用途を除く表面処理などのカドミウム
六価クロムコンプレッサを使わない吸収式冷蔵庫で使われている銅製配管の冷却システムの防錆用として作動液に混ぜられている六価クロム
ポリ臭化ビフェニル除外なし
ポリ臭化ジフェニルエーテル除外なし

EU版PSE法

 EUでは、2020年をめどに、あらゆる電気・電子機器の収集、リサイクルの回収目標を定める“WEEE(Waste Electrical and Electronic Equipment)指令”を整備する計画だ。これは製造者に対する規制で、日本での“PSE法(電気用品安全法)”に相当すると考えて良いだろう。WEEE指令では、主に以下の内容を整備するとしている。

  • 製造者は電気電子機器を回収し、リサイクルする責任を負う。
  • 製造者は新製品の投入前に、保証金を支払う義務を負う。
  • 製造者は、指令発行前の市場投入製品に対してもリサイクル費用を負担する。
  • 製造者は、製品の製造日、製造者の識別を容易にする。
  • 製造者は、廃棄する製品の回収処理を自己資金で、あるいは他企業と提携して行なう。

 RoHSはWEEE指令の第一弾として施行されたもので、3年ごとに内容が見直されることになっている。このため、規制対象が今後変更されていく可能性もある。

 

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