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KDDIとユニアデックスが提携、WAN/LANの構築・運用監視を一体提供へ

2007年02月19日 18時35分更新

文● アスキービジネス編集部

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KDDIと日本ユニシス子会社のユニアデックスは、2月19日、東京都内で会見し、企業向けネットワークソリューションで提携すると発表した。WAN/LAN構築・運用サービスなどをワンストップで提供する「企業向けICTソリューションサービス」を今年4月から共同で開始する。


共通メニュー化でWAN/LANの切り分けが不要に


KDDI執行役員ソリューション事業統括本部長 田中孝司氏
KDDI執行役員ソリューション事業統括本部長 田中孝司氏

 「NTTはグループですべてをカバーするスタンス。一方われわれは、パートナーと手を組んでNTTへの対抗軸を作りたい」。KDDI執行役員ソリューション事業統括本部長の田中孝司氏は会見の中で、提携戦略の意図をこのように説明した。

 KDDIとユニアデックスの提携で開始されるのは、「企業向けICTコミュニケーションサービス」と呼ばれる新サービス。料金体系を統一した「WAN/LAN/サーバ構築・運用」「セキュリティ」「資産管理」「IPコミュニケーション」「データセンター」の6つのメニューを用意し、両社共同で営業活動を行なう。まずはそれぞれの既存顧客を対象に新サービスを売り込み、顧客対応窓口の一本化や運用監視体制の共同構築も検討する。

ユニアデックス代表取締役社長 高橋 勉氏
ユニアデックス代表取締役社長 高橋 勉氏

 「これまでは、『WANはキャリア』『LANはインテグレータ』と別々だった。これを“1つに見える”ようにするサービス」(田中氏)。これにより、顧客企業は、ネットワークの導入時やトラブル時などに自社で対応先の切り分けをせずに済むメリットがあるという。

 両社の取り合わせについて、田中氏は「KDDIは1社単独でFMC(Fixed Mobile Convergence)をカバーできる国内唯一のキャリア。一方、ユニアデックスはマルチベンダで幅広いソリューションを提供している」と説明。「両社が手を握ることで一本化を実現できる」と話す。また、ユニアデックスの代表取締役社長の高橋 勉氏は、「お互いの持つケイパビリティ(能力)を融合させ、幅広いサービスを提供することがカギ」と述べ、両社協業の意義を強調した。

 KDDIは今回の新サービスを、2010年に200億円程度の事業規模に育てる計画だ。


2007年度中にはSaaSも発表、KDDIの法人戦略3本柱


 会見の中でKDDIの田中氏は、同社の法人向けソリューション戦略のポートフォリオについても説明した。

 同社の法人向け戦略は、「モバイル」「FMC」「SaaS」の3つが柱。すでにモバイルとFMCについては具体的なサービスを打ち出し取り組んでいるが、これに加えて、業務アプリケーションと回線を一括して提供する“SaaS”(Software as a Service)を開始する計画を明らかにした。具体的な提供形態などは不明だが、複数のITベンダーと組み、2007年度中にもサービス開始に乗り出す。グループウェアや電子メールなどのコミュニケーションサービスを皮切りに、ERP/CRM/SFAなどの業務系アプリケーションの提供を目指すという。

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