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ブログやSNSの本音をマーケティングに生かす〈新技術〉

2007年02月13日 23時00分更新

文● 編集部

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 ブログやSNSに書き込まれた口コミ情報を、独自の解析エンジンで「快い」「対応が早い」「価格・料金が満足」など81種類の感性に分類。その結果を集計したマーケティングレポートを作成するサービスを(株)NTTアドが15日から提供する。

 “CGM Watch”と名付けられたこのサービスは、2004年1月から抽出した約2億5000万件のブログ/SNSエントリーをデータベース化。その内容を(株)NTTデータの意味理解エンジン“なずき”で解析した上で、レポートとしてまとめるもの。

 「発売した製品のイメージはどうか」、あるいは「打ち出した広告がどのように受け止められたのか」といったユーザーの本音を知りたい企業クライアントのニーズに、ブログやSNSの書き込みを分析して応える。

 これまでも(株)きざしカンパニーの“Kizashi”など、ブログエントリーからキーワードを抽出し、データとして提供するサービスはあったが、CGM Watchでは「機械的な解析結果のみの提供ではなく、100%正確ではないテキストマイニングの精度を高めるため、目視での補正なども行なっている」点が特徴だという。

 料金に関しては、解析内容によっても異なるが、5000~1万レコード程度を調査してレポートとして提出した場合で、100~200万円程度になる見込み。

 NTTアドでは、CGM Watchを利用した例として『次世代ゲーム機』と『デジタル一眼レフ』に関するレポートを掲載している。前者に関しては「ブログ上での評価やリアクションの件数では、おそらく最大値に近いため、今後の作業量が計れる」こと、後者に関しては「これまで、(購入者数があまり多くないため)対象が取れないと言われてきた高級機の購入に至る判断も解析できる点を示したかった」ことが理由として挙げられるという。

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