2004年にTVアニメになった介錯氏のコミック「神無月の巫女」。巫女とロボットが融合した設定の斬新さと、日本神話をベースにしたストーリーで話題となった作品だ。もちろん、それ以外にも重要な要素だったのが介錯氏の描く女性キャラの魅力。またオープニングテーマをKOTOKOさんが歌っていたことも人気となった。介錯氏といえば、今期も「京四郎と永遠の空」がアニメ化されている人気作家であり、「神無月の巫女」と「京四郎と永遠の空」はアニメ版のスタッフも共通する人が多い。なお原作コミックも角川書店より発売になっており、全2冊で完結している。
その「神無月の巫女」の主人公である「来栖川姫子」と「姫宮千歌音」の二人が、胸がはだけてこぼれ落ちそうな巫女服姿でハピネットよりフィギュア化。5月発売予定の2体だが、コトブキヤ ラジオ会館店にサンプル展示されていた。「陽の巫女」である来栖川姫子と「月の巫女」である姫宮千歌音は、ダブルヒロインであると同時に、本作のストーリーで軸となっていたいわゆる“百合”のカップルでもあった。それだけに、この二人が揃っているのは、セクシーなだけでない二人の間に流れる感情までも感じさせる。
肩まではだけ、なぜ胸にとどまっているのか謎の状態の巫女服だが、この隠れているところが巫女服の持つ魅力なのだろう。また姫子の胸元にはうっすらと「陽の巫女」の証である痣が見えているのも細かいところ。胸元をはだけさせたからこそ、しっかりと描いているポイントだろう。
両製品とも予約受付中で、価格は6825円。またポップには「巫女服に分割線が。もしかして…。」と書かれているのも気になるところ。その意味でも、最近の流行にのっとった仕上げになってくるのか、気になるところだ。また台座の形も円と三日月型となっている。もちろん姫子が円で、千歌音が三日月型だ。