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NECエレクトロニクス、高画質と低消費電力を両立させた携帯電話機用テレビ放送受信技術を開発へ

2007年02月06日 18時06分更新

文● 永島和夫

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NECエレクトロニクス(株)は6日、米テリジェント・システム(Telegent Systems)社と共同で、携帯電話機を用いたテレビ放送受信技術を共同開発すると発表した。両社は2007年度中に、この技術を使ったテレビ放送を受信できる携帯電話機の製品化を目指す。

開発される技術は、通信に関わるベースバンド処理とアプリケーション・プロセッサーの機能をワンチップに統合したNECエレクトロニクスのシステムLSI“Medity M1”と、アナログカラーテレビ放送の信号規格である“NTSC”および“PAL”に対応し、大幅な低電力化を実現したTelegent SystemsのLSI“TLG1100”を組み合わせて、高画質と低消費電力を実現するもの。

Medity M1

統合型システムLSI“Medity M1”

開発の背景には、高画質な映像を低消費電力で長時間受信できる技術への要望が強まっていることがあるという。両社の得意分野を合わせることで、アジア諸国とインドなどでアナログテレビ放送を最大4.5時間ほど受信できる携帯電話機が容易に構築できるとしている。

なお、両社は、今月12日から15日まで、スペインのバルセロナで開催される携帯電話機とネットワーク機器の展示会“The 3GSM World Congress 2007”において、今回の技術の展示や実演を行なう予定。

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