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NTTドコモ、パソコンと携帯電話機の双方で利用できるユビキタスラーニング共通基盤を開発

2007年02月05日 19時32分更新

文● 永島和夫

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(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモは5日、携帯電話機とパソコンの双方から教材や学習履歴を共有できる、携帯電話機対応の“ユビキタスラーニング共通基盤”を開発したと発表した。この基盤の開発は、総務省の委託事業“平成18年度ユビキタスラーニング1 基盤の開発・実証実験”に基づいて行なわれたもの。

開発された仕様は“インタフェースに関わる技術““教材コンテンツに関わる技術”“システム構成に関わる技術”の3つで、パソコン向けeラーニングコンテンツの標準的技術であるSCORM規格と互換性を持ち、ひとつの教材をパソコンと携帯電話機の双方に提供することが容易になるだけでなく、内容や状況に応じてパソコンか携帯電話機のどちらでも相互に利用できる学習コンテンツになるという。

コンテンツ配信と学習

コンテンツ配信および学習のイメージ

さらに、この基盤では、携帯電話機のカメラ機能などを利用して学習に活用する体験型学習が可能となる技術や、携帯電話機での学習時にコンテンツの一定量をあらかじめダウンロードしておき、サーバーへのアクセス回数を減らす技術などを取り入れているという。

なお、この開発成果の検証を行なう実証実験を(株)ベネッセコーポレーションと共同で実施することも発表された。今月17日と18日に、埼玉県の“イオン北戸田ショッピングセンター”において、親子ペアで携帯電話機を使った野菜クイズラリーを実施、実験の前後にアンケートをとり、学習効果を検証するという。

実験には無料で参加でき、会場にて開始15分前に参加申し込み受け付けを行なう。

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