コラボレーションツールとしてのWiki
実は筆者の周囲でもlivedoor Wikiの発表の頃には、いくつかの書籍の共同執筆や、ブログ系イベントの告知および出欠表明に活用していた。
ただし、問題もあった。Wikiは使ってみて、慣れればなんということはない。しかし、最初は非常に分かりづらく、かなりITリテラシーの高い人でも、うまく使えないことが多いのだ。
そんな時、Web 2.0的企業の代表としてよく名が挙がる米37シグナルズ(37 Sginals)社が“Writeboard”というウェブアプリケーションを発表する。
こちらもWiki同様に、文書の共同編集やコメント付け、編集前後の書類の比較ができるのだが、見た目もシンプルできれいだし(“見た目”は心地よく作業をしたり、モチベーションを高める上で、非常に重要な要素だ)、おまけにそれまでのWikiと比べるとかなり分かりやすい。
私の例で言えば、3~4人のブレインストーミングや、書き出したアイデアを体系的にまとめて企画書に仕上げる作業、企画書の校正──といった形で活用することが多い。ただし、今でもまだ日本語がたまに文字化けするケースがあるのだが。
実は最近、このWriteboard以外にも、いわゆるこれまでのWikiからちょっと進化した応用製品がものすごく増えている。
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