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林信行のマイクロトレンド 第2回

仕事に効く“エンタープライズWiki”

2007年02月01日 12時00分更新

文● 林信行 (ITジャーナリスト)

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ビジネスで使う“エンタープライズWiki”


 こうした流れがある一方で、Wikiは大変スケーラブルな技術ため、例えば仕事の現場において、アイデアや報告書を共有するためのツールとしても大きな効果を発揮する。実際、最近、海外では“Enterprise Wiki”(エンタープライズWiki)などと呼ばれるジャンルで、ビジネスシーンにおける使われ方が大きな注目を集めている。

Jotspot

中小企業向けのWikiコラボレーションツール“Jotspot”

 そのきっかけとなったのは、11月30日の米グーグル(Google)社による米ジョットスポット(Jotspot)社の買収だ。

 ジョットスポットは、中小規模の企業向けにWikiを使ったコラボレーションツール“Jotspot”を提供し、一目置かれていた会社だ。2006年2月には米ビジネス誌『Business 2.0』の“Next Net 25”にも選出されている。

 グーグルとジョットスポットは買収の理由を「グーグルとジョットスポットは、人々のコラボレーションや情報共有、共同作業を支援するというビジョンを共有している。ジョットスポットのチームや技術は、“Google Docs”や“Google Spreadsheet”、“Google Apps for Your Domain”、“Google Groups”といった既存のGoogle製品と大変相性がいい」と説明。グーグルによる一連のコラボレーションツールの1つとなることを示唆している。

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