プラネックスコミュニケーションズ(株)は1日、IEEE 802.11b/gに対応した無線LANスポット用アクセスポイント“電波店”『GW-AP54HS』を今月下旬に発売すると発表した。価格はオープン。直販サイト“PLANEX Direct”でも販売を行なう(直販価格は未定)。編集部による予想実売価格は12万8000円前後。
『GW-AP54HS』は、店舗や企業などに設置して無線LANスポットを開設する用途を想定したアクセスポイント。感熱プリンター(ロール紙幅57.5mm)とキーパッドが付属し、ユーザーが無線LANを利用する時間をキーパッドから入力すると、ユーザー名とパスワードを記載した“アクセスチケット”が発行される。ローカル認証サーバー機能を搭載し、チケットの情報をもとにアクセスしたユーザーの認証や接続管理が可能。市販のVLAN(Virtual LAN)機能つきLANスイッチと組み合わせれば、社内ネットワークと外部ユーザーのネットワークを完全に分けることもできる。
セキュリティー機能は128bit/64bit WEP、WPA/TKIP、MACアドレスフィルタリング、SSID通知の無効化、ワイヤレスセパレーター、外部RADIUSサーバーによるRADIUS認証をサポートする。有線LANインターフェースはWAN側が10/100BASE-TX×1、LAN側が10/100BASE-TX×4で、いずれもAuto MDI/MDI-Xに対応。通信方式はインフラストラクチャーモードで、WDS(Wireless Distribution System)機能はブリッジに対応し、最大接続数は2台。
本体サイズは幅220×奥行き32×高さ140mm(アンテナ部を除く)、本体重量は約450g。アンテナはダイポールアンテナを搭載する。電源はACアダプター(DC12V出力)で、消費電力は最大12W。プリンターのほか、キーパッド、マウントキット、LANケーブル、ロール紙、本体用およびプリンター用のACアダプター2台などが付属する。