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DVDやゲームを3Dで楽しめるノートパソコン

PC-AL3DH

2005年04月20日 00時00分更新

文● 伊藤裕也

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シャープ
35万9814円(SHARP PC ONLiNE価格)
043-299-8021/06-6794-8021
https://store.sharp.co.jp/
http://www.sharp.co.jp/mebius/

3D液晶パネルを最新チップセット“Alviso”ノートに搭載

写真1 15インチ/3D液晶パネル搭載のA4ノート“メビウス”「PC-AL3DH」。

写真1 15インチ/3D液晶パネル搭載のA4ノート“メビウス”「PC-AL3DH」。

 シャープ「Mebius PC-AL3DH」は、15インチの3D対応液晶パネルを搭載するノートパソコン。同社Mebiusノートシリーズにおける最上位モデルで、市販のDVD-Videoソフトなどを立体表示できるという。早速、その実力を見てみよう。

写真2 メビウスのロゴマークがワンポイントとしてレイアウトされているキャビネット部。このキャビネットとパームレストはホワイト、液晶パネルのフレーム部分はブラックのUVコーティングが施されている。

写真2 メビウスのロゴマークがワンポイントとしてレイアウトされているキャビネット部。このキャビネットとパームレストはホワイト、液晶パネルのフレーム部分はブラックのUVコーティングが施されている。

 3D表示を試す前にノートパソコンとしてのハードウェアスペックを確認すると、CPUはFSB533MHz対応のPentium M 750-1.86GHzでチップセットはIntel 915PM、ビデオチップにはGeForce Go 6600を採用する。メモリはDDR2 SDRAM 1GBを標準で搭載し、最大2GBまで増設可能だ。表示部には15インチXGA液晶パネルを採用し、HDDは80GB(Serial ATA/150接続)、光学ドライブはDVD+R DL対応のDVDスーパーマルチドライブとなっている。OSはWindows XP Professional SP2だ。

写真3 キーボードはユーザーから見て手前が扇状に広がる“スマイルカーブキーボード”を採用。これにより手首にかかる負担を軽減するという。

写真3 キーボードはユーザーから見て手前が扇状に広がる“スマイルカーブキーボード”を採用。これにより手首にかかる負担を軽減するという。

 Pentium MベースのPCは低消費電力・発熱の少なさといった面で従来から注目されていたが、以前はシステムバスのクロックが400MHz止まりでDDR SDRAMのみ対応と、デスクトップパソコン並みの高速処理を望むユーザーには必ずしも満足できるものではなかった。しかし、今年1月に発表された新チップセットIntel 915 Expressシリーズ(コードネーム:Alviso、アルビソ)では、システムバスを533MHzに引き上げ、また、デュアルチャネル対応DDR2 SDRAMをサポートし、システム全体のボトルネックを解消している。PC-AL3DHではその最新テクノロジのオイシイところを早速取り入れているというワケだ。これにより、CPUクロック以上に処理性能の向上を実現している。

 主なスペックを眺めるだけでもデスクトップと同等、もしくはそれ以上の能力を有するハイスペックノートであることがわかるが、この機種での最大のポイントはなんといっても3D表示対応の液晶パネルである。

写真4 排熱のためのスリットが多数空けられている底面部。後面に接続するバッテリの持続時間は約1.7時間程度だ(写真は撮影のためにカバーを開けたものであり、ユーザーがカバーをはずした場合は保障対象外になる場合があります)。

写真4 排熱のためのスリットが多数空けられている底面部。後面に接続するバッテリの持続時間は約1.7時間程度だ(写真は撮影のためにカバーを開けたものであり、ユーザーがカバーをはずした場合は保障対象外になる場合があります)。

“視差バリア”方式で3DゲームやDVDタイトルが立体化!!

写真5 電源ボタンの横にある“3Dボタン”を押すことでスイッチ液晶の動作をコントロールできる。このボタンのランプが点灯しているときはスイッチ液晶が動作し、3Dモードとなる。

写真5 電源ボタンの横にある“3Dボタン”を押すことでスイッチ液晶の動作をコントロールできる。このボタンのランプが点灯しているときはスイッチ液晶が動作し、3Dモードとなる。

 PC-AL3DHの液晶パネルが採用する3D表示の手法は“視差バリア”という方式で、“スイッチ液晶”と呼ばれるバックライトからの光の透過を制御するパネルと、色表現を行なうTFT液晶パネルの組み合わせにより実現している。仕掛けとしては、スイッチ液晶パネルによりバックライトからの光が縦1ラインおきに右目(の位置)に、左目(の位置)にと交互に届くようコントロール(制限)され、そのうえでスイッチ液晶パネルの前にあるTFT液晶パネルに縦1ラインおきに右目用・左目用の情報(イメージ)を表示、左右の目にそれぞれ異なる(視差のある)情報を入力させるというもの。人間は左右の目から入力した情報の微細な違いを脳内で判断することにより奥行きを感じるため、こうした仕組みを高速に行なうことで目の前の平面映像(液晶パネルに映った映像)を立体に感じるワケだ。立体表示というと、古くは子供向け学習雑誌や漫画雑誌などの付録にあった“赤と青のフィルムを貼ったメガネ”を使うなどの方式を想起する人も少なくないとは思うが、そうしたわずらわしいオプションは一切なしに立体表示ができるのがこの液晶パネルのミソである。

 ところで、TFT液晶パネルに右目用と左目用の情報を別に表示――とあるように、立体表示を実現するには、立体表示に対応したソフトが必要となる。PC-AL3DHでは、一般のDVD-Videoタイトルを立体表示に変換して再生するDVDプレーヤソフト「TriDef DVD Player」をはじめ、熱帯魚観賞ソフト「AQUAZONE 水中庭園 for SHARP」、化学・医学・薬学分野などで用いられるデータ解析ソフト「Amira」の試用版、さらにはDirect 3DやOpenGLを使用したアプリケーションを立体表示する「NVIDIA 3D Stereo」など、さまざまなソフトをプレインストールされており、購入した直後から3D立体表示液晶パネルの実力を存分に発揮できるようになっている。

左側面にはVGA出力のほかUSBポート×2、PCカードスロットなどを用意している。

左側面にはVGA出力のほかUSBポート×2、PCカードスロットなどを用意している。

右側面からはDVD+R DL対応のDVDスーパーマルチドライブにアクセス可能だ。なお、ボディはキーボード・パームレストを傾斜させたキャンバスフォルムデザインを採用している。

右側面からはDVD+R DL対応のDVDスーパーマルチドライブにアクセス可能だ。なお、ボディはキーボード・パームレストを傾斜させたキャンバスフォルムデザインを採用している。

本体手前にはヘッドホンとマイク、IEEE1394のコネクタを備える。コネクタの存在は嬉しいが、実際にケーブル類を接続するとPCが使いにくくなってしまう点はやや残念。

本体手前にはヘッドホンとマイク、IEEE1394のコネクタを備える。コネクタの存在は嬉しいが、実際にケーブル類を接続するとPCが使いにくくなってしまう点はやや残念。

背面はUSBポートと1000BASE-T対応のネットワークポートのみのシンプルな構成。

背面はUSBポートと1000BASE-T対応のネットワークポートのみのシンプルな構成。

写真6~9 PC-AL3DHの4側面。

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