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家族の団らんの中心に! 会話をもたらす、大画面テレパソのこんな使い方

Mebius PC-TX32J

2005年09月16日 00時00分更新

文● 垣内吾郎

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シャープ
オープンプライス
32万9805円(SHARP PC ONLiNE価格)
043-299-8021/06-6794-8021
https://store.sharp.co.jp/
http://www.sharp.co.jp/mebius/

写真1 本体はまさにDVDレコーダーといった外観。キーボードがあるのがむしろ不思議になるほどのデザイン性の高さも魅力だ。

写真1 本体はまさにDVDレコーダーといった外観。キーボードがあるのがむしろ不思議になるほどのデザイン性の高さも魅力だ。

 リビングにパソコンがあれば、メールの確認からウェブの閲覧、撮り貯めたデジカメ画像やDV映像の上映会などなど家族でデジタルライフを満喫できるはず。便利だよなぁと容易に想像はつく。

 とはいえ、すでにリビングには既にTVがドーンと鎮座していらっしゃる。弁を尽くして、「TV機能のついたパソコンがあればいいよっ!」と家族に力説してところで、20インチ程度のテレパソでは、「画面は大きい方がいいでしょ?」「パソコンでTV見るなんて考えられない」と家族に諭され、話題収束というのがどこの家庭でも繰り返されてきた日常の一コマではあるまいか?

 今までのテレパソでは、画面は小さく、液晶も粗く、長年リビングの覇者として君臨してきたTVを放逐するインパクトは残念ながら持たなかった。

写真2 液晶ディスプレーには、ステレオスピーカーを内蔵。付属のサブウーファーと相まって臨場感溢れる視聴が可能に!

写真2 液晶ディスプレーには、ステレオスピーカーを内蔵。付属のサブウーファーと相まって臨場感溢れる視聴が可能に!

 ところが、液晶の雄シャープの“Mebius(メビウス)”『PC-TX32J』の登場で様相はガラッと一変した。なにしろ採用されている液晶ディスプレーは、液晶TV“アクオス”シリーズで定評のあるシャープ亀山工場製の32インチの大画面タイプ。しかも、本体部、ディスプレー部、サブウーハーで構成されるデザインは、どこからどう見てもAV機器そのもの。暗めの鏡面処理をベースに高級感にあふれた本体部を最新のDVDレコーダーと並べても、まったくジャンルの違いが感じられない仕上がりには脱帽だ。

 実際、リビングに設置してみてもパソコン臭はまったく感じられない。客人にもそれと言われなければ、メビウスPC-TX32Jがパソコンであることに気づく人はまずいないだろうし、これなら家族もTVとしての存在を認めてくれるに違いない。

 また、単にTVとしてだけではなく、DVDレコーダーとしての機能も快適なもの。リモコンの“番組表”ボタンを押せば、インターネット上の番組表が表示され、目的の番組を選んで“予約”ボタンで予約は完了。“録画リスト”ボタンを押せば、録画済みの番組を一覧で表示し、目当ての番組をすぐに視聴できる。もちろん、市販のDVDソフトも視聴できる。

写真3 前面部分を見る限り、パソコンを思わせる装備は見当たらないが、パネルを開けると、メディアリーダーやUSB端子が現れパソコンであることを再認識。TV表示などの基本機能はパソコンを立ち上げなくても動作するのがありがたい。

写真3 前面部分を見る限り、パソコンを思わせる装備は見当たらないが、パネルを開けると、メディアリーダーやUSB端子が現れパソコンであることを再認識。TV表示などの基本機能はパソコンを立ち上げなくても動作するのがありがたい。

 32インチの大画面のメリットと言えば、「映画やTVを見るときにいいなぁ」程度を考えていたのだが、今回使ってみてパソコンにとっても大画面は、違った大きな意味を持っていることに気がついた。

 従来のテレパソだと画面が小さいため、例えワイヤレスのキーボードを備えていようと、自ずと操作するポジションは、モニタに比較的近い場所、つまり個人の部屋に限られていたのだが、さすがに32インチともなると、少々離れたソファからも様々な表示を視認可能で、TX32Jの場合標準で搭載されているアイコンや文字の拡大ツールソフトである「見やすいコン2」を利用すれば、より遠くからもアイコンや文字を読み取ることが可能になっている。操作についても、小型にデザインされた付属のトラックボール内蔵ワイヤレスキーボードで離れた場所からも操作できるので、リビングでパソコンを使うというシーンがいよいよ現実的なものとなっていることがわかる。例えば、デジカメの撮影画像ひとつとっても、その楽しみ方の幅はより広がってくれるに違いない。

 話は少しそれるが、我が家では旅行のたびにデジタルカメラで大量の写真を撮る。旅行から帰った直後でこそ、見ることはあるものの、いざパソコンの中に取り込まれてしまうと観る機会がめっきりなくなってしまうことがほとんどだ。見ることがあったとしても、パソコンをメインでつかっている者が一人で見るぐらいでしかない。

 しかし、それもリビングのパソコンなら様子が変わる。何しろ目の前にいつでも見られる環境があり、32インチ大画面でなら美しい画像を臨場感いっぱいに表現してくれるし、家族全員で楽しめる。もう写真のデータがパソコンの肥やしになることもなくなるだろう。

子供は学習百科事典に夢中!

写真4 先着10名にプレゼントされる学研『ニューワイド学習百科辞典』。辞典で定評のある学研の複合型学習百科事典だ。

写真4 先着10名にプレゼントされる学研『ニューワイド学習百科辞典』。辞典で定評のある学研の複合型学習百科事典だ。

 また、今回試用したメビウスPC-TX32Jには、SHARP PC ONLiNEで、現在キャンペーンでプレゼント中(購入すると先着10名に付属する)のCD-ROM版複合型学習百科事典『ニューワイド学習百科事典』がインストールされていた。解説文はすべて“ふりがな”付きなので、小学生から中学生まで各教科の段階的学習ができるという。総合的学習・調べ学習にすぐ役立つ“学習百科事典”+身近な疑問に答える“なぜなぜQ&A事典”+ネイティブ発音付きの“英和辞典”+動物・植物・昆虫の“マルチメディア図鑑”など、各教科の質問からくらしの中の疑問まで、小・中学生の“関心”と“興味”にこたえ、考える力をつける充実の内容だ。

写真5 TVを見ながら生まれた「なぜ?」が、その場で解決できる。新しいカタチが、大画面液晶テレパソから生まれようとしている。

写真5 TVを見ながら生まれた「なぜ?」が、その場で解決できる。新しいカタチが、大画面液晶テレパソから生まれようとしている。

 試しにTV番組視聴中に感じた子供の疑問を早速検索してみたが、サクサクと表示され、快適そのもの。もちろん検索サイトを利用したインターネット検索も視聴中でもウィンドーを複数開くことができるので、子供の「なぜ? どうして?」を家族で楽しみながら解決していく、新しい家族団らんの形ができているように感じた。その昔、TVが茶の間に家族の団らんを作ったように、大画面液晶のテレパソがリビングに新しい家族の団らんを作る時代がきたのかもしれない。

写真6 母親は飽きても、子供は正直。素直な“なぜ?”をサクサク解決できる面白さに“はまった”ようだ。

写真6 母親は飽きても、子供は正直。素直な“なぜ?”をサクサク解決できる面白さに“はまった”ようだ。

Mebius PC-TX32Jの主なスペック
製品名 PC-TX32J
CPU Celeron D 335-2.80GHz
OS Windows XP Home Edition SP2
メモリ(最大) DDR SDRAM 512MB(2GB)
チップセット Intel 865GV
液晶ディスプレー/解像度 32インチワイドASV方式低反射ブラックTFT
/1366×768ドット
ビデオ チップセット内蔵
HDD 約250GB
光学ドライブ DVD+R DL対応DVDスーパーマルチドライブ(DVD-RAM5倍速、DVD-R12倍速、DVD-RW6倍速、DVD+RW8倍速、DVD+R12倍速、DVD+R DL8倍速)
カードスロット CFカード TypeII×1、SDカード/メモリースティック(PRO対応)/スマートメディアスロット
通信 10/100BASE-TX
I/O USB 2.0×4、IEEE 1394×1(4ピン)、外部ディスプレー出力端子、ビデオ入力端子(S-Video×1、コンポジット×1)、オーディオ入出力(光デジタル含む)など
TVチューナー 本体側:地上アナログ放送(高画質化回路搭載、視聴録画対応)
液晶ディスプレー側:地上アナログ放送(高画質化回路搭載、視聴用)
サイズ 本体:約439(W)×326(D)×61(H)mm
液晶ディスプレー:約801(W)×280(D)×645(H)mm
サブウーファー:約173(W)×245(D)×280(H)mm
重量 本体:約7.1kg
液晶ディスプレー:約19.9kg
サブウーファー:約3.4kg

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