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ここが変わった!Office 2007の10大ポイント

2007年01月30日 07時00分更新

文● 山本雅史

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その3:ファイルメニューは“Officeボタン”に

ファイル保存や印刷など、従来の“ファイル”メニューの機能を置き換えた“Officeボタン”

ファイル保存や印刷など、従来の“ファイル”メニューの機能を置き換えた“Officeボタン”

Office 2007では、ファイルの操作関連はウィンドウ左上にある“Officeボタン”から選択するようになった。Officeボタンを押して表示されるメニューから、ファイルの保存や印刷など、従来の“ファイル”メニューに相当する操作が行なえる。

Excel 2007でOfficeボタンを押した様子。メニューは非常にシンプルにできている

Excel 2007でOfficeボタンを押した様子。メニューは非常にシンプルにできている

Officeボタンのメニュー上から“名前をつけて保存”などにマウスカーソルを合わせると、ユーザーがどのような形式でファイル保存するかなどが簡単に選択できる。後は、ダイヤログボックスでファイル名を入力するだけでOK。ここで、「ファイルの種類」を変更すれば、別のファイルフォーマットに変更できる。

Excel 2007での“名前を付けて保存”メニュー。保存形式の特徴が簡単に記されて分かりやすい

Excel 2007での“名前を付けて保存”メニュー。保存形式の特徴が簡単に記されて分かりやすい

Word 2007での“印刷”メニュー。目的に応じてどれを選択すればいいかが分かりやすくなった

Word 2007での“印刷”メニュー。目的に応じてどれを選択すればいいかが分かりやすくなった

その4:デザインが簡単に選択できる“ライブプレビュー”

Excel 2007で“スタイル”をギャラリー表示した状態。セルに施されるデザインのイメージをサムネイル状に表現する

Excel 2007で“スタイル”をギャラリー表示した状態。セルに施されるデザインのイメージをサムネイル状に表現する

Office 2007では、ドキュメントのビジュアル化に関する改良が数多く行なわれている。リボンにある“スタイル”を選択すると、各アプリケーションで選択できるデザインが一覧表示(ギャラリー)される。

Office 2007で特に便利なのは、ギャラリー上のデザインにマウスカーソルを合わせるだけで、画面上に“変更後のデザインイメージ”を表示してくれる“ライブプレビュー”機能だろう。いろいろなデザインを試したければ、マウスカーソルをギャラリーの見本に合わせるだけでいい。一度デザインを設定して、うまくいかなければ“戻る”ボタンを押すといった、従来までの無駄な操作はもう必要ない。

1段落目の文章を選択して、ギャラリー上で“強調斜体”にカーソルを合わせてみた

1段落目の文章を選択して、ギャラリー上で“強調斜体”にカーソルを合わせてみた

別のスタイルにカーソルを合わせると、自動で選択範囲の文章のスタイルも変わる。トライ&エラーの手間が省ける

別のスタイルにカーソルを合わせると、自動で選択範囲の文章のスタイルも変わる。トライ&エラーの手間が省ける

Word 2007でのライブプレビューの例

その5:統一感のあるデザインを簡単に作る“テーマ”

“テーマ”は、面倒な配色や文字サイズなどの書式を、自動的にセットしてくれる

“テーマ”は、面倒な配色や文字サイズなどの書式を、自動的にセットしてくれる

Office 2007では、配色やフォント、効果などの書式を一括して設定できる“テーマ”という機能が用意されている。

テーマでは“クール”“シック”“ジャパネスク”といったイメージから、デザインを選択できるので、ユーザーが細かなフォントや配色を設定をする手間が省ける。例えば部門や企画単位で共通のデザインを持った文書を作成するときは、同じテーマを使用するようにすれば、誰が作っても統一したイメージの文書を作成できるというわけだ。

テーマ機能は、Office 2007のExcel、Word、PowerPointで利用でき、Excelで作成したテーマをPowerPointで使うといったことも可能だ。

テーマ機能はExcel、Word、PowerPointなどに搭載されている。そのため、同じイメージの文書を簡単に作成できる。画面はExcelと同じテーマをPowerPointにあてはめた状態

テーマ機能はExcel、Word、PowerPointなどに搭載されている。そのため、同じイメージの文書を簡単に作成できる。画面はExcelと同じテーマをPowerPointにあてはめた状態

その6:図形を簡単に選ぶ“SmartArt”

文書に図形を簡単に挿入できる“SmartArt”

文書に図形を簡単に挿入できる“SmartArt”

Office 2007では図形を手軽に扱うために、“SmartArt”機能というものが用意されている。今までのOfficeでは、複数の図形を配置してそれぞれにデータや文字を入力する作業は、非常に面倒だった。

しかしSmartArt機能では、ビジネス文書などでよく使う、ピラミッド形や集合関係、階層構造など、複数の図形を組み合わせたパターンが多数用意されている。ユーザーはSmartArtから任意の図形パターンを選択し、テキストウィンドウに文字や数値を箇条書きしていくだけで、最適のデザインで配置される。

図形は単なる画像ではなく、オブジェクトとして扱われるため、項目数を増やせば自動的に図形も増える。テキストを入力した後で、図形を変更することもできる

図形は単なる画像ではなく、オブジェクトとして扱われるため、項目数を増やせば自動的に図形も増える。テキストを入力した後で、図形を変更することもできる

例えば項目が3つから4つに増えた場合でも、SmartArtが自動的に図形の項目を4つに増やしてくれる。大きさや配置も項目数に合わせて自動で変更されるため、ユーザーはデザイン作業で苦労する時間が減るだろう。

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