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ここが変わったWindows Vista 100連発! 第17回

GUIベースで分かりやすくなったインストール

2006年12月11日 00時00分更新

文● 柳谷智宣 アバンギャルド

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Windows Vistaのインストールは、DVD-ROMから起動してインストールを行なう場合でも最初からGUI(グラフィカルユーザーインターフェース)上で操作できるようになり、文字ベースの画面からインストールが始まるWindows XPの時よりも、分かりやすくなっている。インストール作業の流れ自体は、XPとほぼ同じだ。なお、Windows上からインストールすると、インストール初期段階で“互換性をオンラインで確認する”という項目が出てくる。あらかじめ問題が判明しているものに限るが、パソコン内のハード/ソフトに、Vistaへアップグレードする際に問題が生じないかどうかを、事前に確認できる。

インストールの冒頭では、使用言語やキーボードの種類などを選ぶ。作業はすべてGUI上で行なわれ、全般的に分かりやすくなっている

インストールの冒頭では、使用言語やキーボードの種類などを選ぶ。作業はすべてGUI上で行なわれ、全般的に分かりやすくなっている

この機能はWindows Vistaの全エディション(Home Basic、Home Premium、Business、Enterprise、Ultimate)でお使いいただけます。

インストールの際には、インストールの種類(新規か既存OSのアップグレードか)を選択する。新規、いわゆるクリーンインストールの際は“カスタム”を選ぶ。DVD-ROMから起動してインストールする場合や、OSの組み合わせによってアップグレードが不可能な場合(例:XP ProfessionalからVista Home Premium、あるいはXP Media Center EditionからVista Businessは不可)は、アップグレードが選択できなくなっている。

インストールの種類を選択する画面。DVD-ROMから起動したので、選択は“カスタム”のみ

インストールの種類を選択する画面。DVD-ROMから起動したので、選択は“カスタム”のみ

インストールするHDDを選択。パーティションの作成やフォーマットは、“ドライブオプション(詳細)”から行なう

インストールするHDDを選択。パーティションの作成やフォーマットは、“ドライブオプション(詳細)”から行なう

インストール中に、自動更新設定やInternet Explorerのセキュリティー設定等を選択させられる。インストール直後から安全な環境を保つためには有用だろう

インストール中に、自動更新設定やInternet Explorerのセキュリティー設定等を選択させられる。インストール直後から安全な環境を保つためには有用だろう

インストール時に表示される設定画面では、それぞれの項目に対する詳しい説明が表示されるようになり、初心者でも迷いにくくなっている。例えば、以下はネットワークの設定を行なう画面だが、XPの文字ばかりの画面(左)と異なり、“パソコンの置かれた場所”を分かりやすいアイコンと説明、レイアウトで示して、そこから任意のものを選ぶ形式となっている(右)。

Windows XPのインストール時に、パソコンのネットワークへの接続方法を選ぶ画面。専門用語が頻出しており、ある程度知識のあるユーザーでなければ、意味が分からない

Windows XPのインストール時に、パソコンのネットワークへの接続方法を選ぶ画面。専門用語が頻出しており、ある程度知識のあるユーザーでなければ、意味が分からない

Vistaでは同様の設定が、“コンピューターの現在の場所”という選択になった。選んだ場所によって適切なセキュリティー設定などが行なわれる。アイコンと平易な説明文で分かりやすくなった

Vistaでは同様の設定が、“コンピューターの現在の場所”という選択になった。選んだ場所によって適切なセキュリティー設定などが行なわれる。アイコンと平易な説明文で分かりやすくなった

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