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松下電器、約0.3秒で認証が可能な虹彩認証カメラ『BM-ET200』を発売

2006年12月26日 00時00分更新

文● 編集部

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松下電器産業(株)は26日、人間の虹彩を利用して本人かどうかを識別する虹彩認証カメラ『BM-ET200』と、専用データ管理ソフト『BM-ES200』を、2007年1月9日に発売すると発表した。価格は『BM-ET200』が31万5000円、『BM-ES200』が16万8000円。

『BM-ET200』

『BM-ET200』

虹彩認証カメラとは、虹彩を撮影し、あらかじめ登録されたデータと照らし合わせることで個人を認証する入退室管理システム用カメラ。『BM-ET200』は同社が開発した高速キャプチャーエンジンを搭載しており、従来機種の3倍の速度となる約0.3秒で認証が行なえるのが特徴。撮影の際にユーザーが覗き込む鏡を左右2枚の2ミラー構成にすることで両目の位置合わせが容易になったという。従来機種から採用されているユーザーが認証を行なううえで適正な立ち位置を音声で案内する機能(14ヵ国語が選択可能)に加えて、立ち位置をランプで表示する“距離表示インジケーター”を搭載しており、頻繁に人の出入りがある環境での利用も可能という。虹彩による認証の他人受入率は120万分の1以下。

『BM-ET200』は“スタンドアローンモード”と“ネットワークモード”の2つの動作モードで利用できる。“スタンドアローンモード”は同製品1台および電気錠、ドア制御装置のみでシステムを構成できる動作モードで、小規模のオフィス/店舗への導入に適しているという。カメラ本体にユーザーライセンスを内蔵しており、最大50人のデータが登録可能(初期設定時のみパソコンが必要)。

“ネットワークモード”は、パソコンとデータ管理ソフト『BM-ES200』を利用してシステムを構成する動作モードで、最大256台のカメラを接続でき、1万25人までデータを登録可能。『BM-ES200』に25人ぶんのユーザーライセンスが付属するが、25人以上のデータを登録するには別途ユーザーライセンス追加ソフトウェアを購入する必要がある(“ネットワークモード”ではカメラ本体のユーザーライセンスは利用できない)。

本体サイズは幅203×奥行き65×高さ190mm。重量は0.9kg。インターフェースは10/100BASE-TX、RS-485、Wiegandに対応する。

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