このページの本文へ

日本HP、中小規模企業向けにオールインワンのネットワークストレージステムを発売

2007年01月18日 00時00分更新

文● 編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

日本ヒューレットパッカード(株)は18日、中小規模企業向けの統合型ネットワークストレージシステム“HP All-in-One Storage System(エイチピー オールインワン ストレージ システム)”(AiO)を発売すると発表した。価格は、内蔵ストレージに1.5TBのシリアルATAハードディスクを搭載した『HP StorageWorks 600 All-in-One Storage System 1.5TB-SATA』の81万9000円から。1月下旬に出荷を予定している。

HP All-in-One Storage System写真

HP All-in-One Storage System

AiOは、SANストレージ/ファイル共有/バックアップの3つ機能を、1台で行なえるようにした統合型のネットワークストレージシステム。機能を統合することで低価格化を図ったほか、直感的なGUIの管理画面を採用することで、ストレージの専門知識がなくても操作できるようにしたという。

既存のネットワーク環境への導入も容易にしており、導入済みのMicrosoft SQL Server 2003やExchange Server 2000/2005、ユーザー定義アプリケーションなどのデータを、10クリック以下の操作でAiOに移行できるというデータ移行ウィザードが用意されている。移行後は、アプリケーションデータやファイル共有用のストレージの管理/割り当て/容量拡張やバックアップなど、全てのデータ管理をAiOの管理画面で一元的に行なえる。スナップショットや無停止バックアップの機能、リモート管理機能“Integrated Lights Out2(iLO2)”なども用意されている。

『HP StorageWorks 600 All-in-One Storage System 1.5TB-SATA』は、同社のタワー型サーバー『ProLiant ML350G5』をベースにした製品。インテル デュアルコアXeon 5150-2.26GHz、1GBのメモリー(最大4GB)、1.5TBのHDD(シリアルATA、250GB×6)を搭載する。RAIDコントローラーに“HP SmartアレイE200コントローラー”(128MB、バッテリバックアップキャッシュ付き)、10/100/1000BASE-T×3(本体×1、ホストバスアダプター×2)、リダンダントファン、リダンダント電源を装備する。OSにはMicrosoft Windows Storage Server 2003 R2 Standard Editionを採用しており、iSCSIに対応させる機能拡張ソフト『Microfoft iSCSI Software target』や、バックアップソフト『Data Protector Express』もプレインストールする。3年間の保証と、1年間のOSや設定方法に関する電話サポートが付属する。『同 876GB-SAS』は、ハードディスクを876GBのHDD(SAS、146GB×6)に変更したモデルとなる。

カテゴリートップへ