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TCA、2006年12月の携帯電話契約数を発表――ドコモが年末で盛り返す

2007年01月11日 00時00分更新

文● 永島和夫

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(社)電気通信事業者協会(TCA)は11日、2006年12月末の携帯電話・PHSの契約数を発表した。2006年11月に(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモグループが純減になるなど、“携帯電話番号ポータビリティ”(MNP)による変動が引き続き注目されるなか、NTTドコモグループが純増を取り戻した。

純増契約数をグループ別にみると、auグループ(KDDI(株))が47万9600件増、ソフトバンクモバイル(株)が9万7000件増、NTTドコモグループが8万7600件の増加となった。順位は前月と変動なく、auの増加数は前月と同じ。ツーカーは18万2100件の減少で、auとツーカーを合計したKDDIグループ全体では29万7500件の増加となった。

NTTドコモグループで純減となった地域は、四国の400件減のみ。また、全国合計の増加数でNTTドコモを上回るソフトバンクは、純減の地域は東北、北陸、東海、中国の4つだが、それを関東の増加分(8万6200件)が上回ったため、全体でプラスとなっている。

実際のユーザー数を反映するとも言われるIP接続サービスの契約数は、auとツーカーの“EZweb”が回線契約全体の増加よりも多い34万8300件増。NTTドコモグループの“iモード”は、回線契約の増加数よりも少ない6万4000件増。ソフトバンクモバイルの“Yahoo!ケータイ”は、9万7000件の回線増に対して3万9100件増となっている。

システム別では、NTTドコモグループのFOMA(W-CDMA)が、127万4800件増の3211万3700件となった。次いでauの3G方式となるCDMA2000 1X(CDMA 1XおよびCDMA 1X WIN)は、50万2700件増の2514万2100件で、ソフトバンクモバイルはW-CDMA方式が63万5500件増の596万500件となった。

PHSに関しては、(株)ウィルコムグループが3万7300件増の435万9500件、NTTドコモグループは2万4300件減の53万400件となった。東北インテリジェント通信のアステルグループは2006年12月20日にサービスが終了し(関連記事)、契約数はゼロになった。

携帯電話の事業者別契約数(2006年12月末)

全事業者合計
9493万5900件(48万2200件増)
NTTドコモグループ
5221万3800件(8万7600件増)
auグループ
2579万8100件(47万9600件増)
ツーカー
142万7500件(18万2100件減)
KDDIグループ合計
2722万5600件(29万7500件増)
ソフトバンクモバイル
1549万6500件(9万7000件増)

システム別

W-CDMA/NTTドコモグループ
3211万3700件(127万4800件増)
W-CDMA/ソフトバンクモバイル
596万0500件(63万5500件増)
CDMA2000 1x/au
2514万2100件(50万2700件増)


PDC合計
3106万3600件(190万7700件減)
PDC/NTTドコモグループ
2010万0100件(118万7200件減)
PDC/ソフトバンクモバイル
953万6000件(53万8500件減)
PDC/ツーカーグループ
142万7500件(18万2100件減)
cdmaOne
65万6000件(2万3100件減)

PHSの事業者別契約数(2006年12月末)

全事業者合計
488万9900件(800件減)
ウィルコムグループ
435万9500件(3万7300件増)
NTTドコモグループ
53万400件(2万4300件減)
アステルグループ
0件(1万3800件減)

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