ASCII倶楽部

このページの本文へ

ASCII Power Review 第40回

もちろんiPhoneは全機種買っているジャイアンさんのレビューです!!

iPhone11 Pro Max 実機レビュー = Xperia1に P30 Proと夜景で勝負だっ

2019年09月26日 11時00分更新

文● 写真 ジャイアン鈴木 + 編集● PowerReview軍団

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷



 アップルは2019年9月10日、「iPhone 11」、「iPhone 11 Pro」、「iPhone 11 Pro Max」の3モデルを発表、9月20日より販売を開始した。デュアルカメラに6.1型液晶ディスプレイを採用したiPhone 11はスタンダードモデル、トリプルカメラに5.8型有機ELディスプレイを採用したiPhone 11 Pro、6.5型有機ELディスプレイを採用したiPhone 11 Pro Maxはフラッグシップモデルという位置づけだ。

 ガジェットマニアが注目しているのはやはり上位モデルであるiPhone 11 Pro/11 Pro Maxのハズ。今回筆者は「iPhone 11 Pro Max 512GB ミッドナイトグリーン」を購入した。というわけで今回は、製品の詳細、実際の使い勝手についてレビューしていこう。

 特にカメラ性能については、「iPhone XS Max」、「Xperia 1」、「Pixel 3 XL」、「HUAWEI P30 Pro」などと撮り比べしてみたので、ぜひチェックしてみてほしい。

11 Proと11 Pro Maxの違いは
画面サイズとバッテリー駆動時間

 iPhone 11 ProとiPhone 11 Pro Maxの違いは画面サイズとバッテリー駆動時間。SoCにどちらも「A13 Bionic」を採用し、ストレージは64GB/256GB/512GBを用意。カメラも超広角(13mm、f/2.4、1200万画素)、広角(26mm、f/1.8、1200万画素、光学式手振れ補正)、望遠(52mm、f/2.0、1200万画素、光学式手振れ補正)と同じ構成で搭載している。

 つまりどちらを選ぶかは、本体サイズ、重量、画面サイズ、バッテリー駆動時間、そして価格で検討すればいい。筆者は視認性を重視してiPhone 11 Pro Maxを選択したが、一般的には価格が1万3000円安いiPhone 11 Proのほうがオススメだ。バッテリー駆動時間は実用性を左右するほど差はないし、ケースなどのアクセサリーの選択肢がiPhone 11 Proのほうが豊富だからだ。

iPhone 11 Pro
 サイズ 71.4×144×8.1mm
 重量 188g
 画面 5.8型有機EL(2436×1125ドット、458ppi)
 バッテリー駆動時間 ビデオ再生最大18時間
 価格 10万6800円~

iPhone 11 Pro Max
 サイズ 77.8×158×8.1mm
 重量 226g
 画面 6.5型有機EL(2688×1242ドット、458ppi)
 バッテリー駆動時間 ビデオ再生最大20時間
 価格 11万9800円~

 なお本体カラーは新色ミッドナイトグリーンが追加され、シルバー、スペースグレイ、ゴールドの4色構成となった。背面に「テクスチャードマットガラス」と名付けられた非光沢ガラスが採用され、前モデルと色合いが変わっているので、可能なら実物を実際に見てから購入するカラーを選択しよう。

左からゴールド、ミッドナイトグリーン、シルバー、スペースグレイ

トリプルカメラを強く押し出した
ハードウェアデザイン

 iPhone 11 ProとiPhone 11 Pro Maxは、iPhoneで初めてトリプルカメラを搭載した製品だ。それをアピールするためなのか、トリプルカメラを強く押し出したデザインになっている。超広角、広角、望遠カメラそれぞれのベゼルの直径が揃えられているが、広角、望遠カメラについてはもっと小径に作れたはずだ。

 個人的には製品の特徴を強調した今回のデザインは大好物だが、もっと大人しい実装を望む人も多いことだろう。次期iPhoneがカメラをどのようにデザインするか楽しみだ。

 iPhone XS Maxのサイズ/重量は77.4×157.5×7.7mm/208g、iPhone 11 Pro Maxのサイズ/重量は77.8×158×8.1mm/226g。iPhone 11 Pro Maxは重すぎるという声がネットで散見されるが、個人的には慣れれば気にならないレベルだと思う。そもそも日本で初めて発売されたiPhoneである「iPhone 3G」の重量は133gだった。それと比べればiPhone XS MaxとiPhone 11 Pro Maxの18gという重量差は体感的には誤差範囲だ。

本体背面。カメラ部のサイズはiPhone 11 ProとiPhone 11 Pro Maxで変わらないので、相対的に小さく見える

本体前面。「Super Retina XDRディスプレイ」と名付けられたディスプレイは、最大輝度800cd/平方m、色域はP3、コントラスト比は2,000,000:1。iPhone XS Maxの「Super Retina HDディスプレイ」より、輝度が128%、コントラスト比が200%向上している。ディスプレイ上部には顔認証センサー「Face ID」が引き続き搭載されているため、ノッチ(切り欠き)が存在する

上が本体上面、下が本体下面。端子は引き続きLightningが採用されている

上が本体右側面、下が本体左側面。右側面にはサイドボタン、nanoSIMカードトレイ、右側面にはサウンドオン/オフスイッチ、ボリュームボタンが配置されている

パッケージには、本体、EarPods with Lightning Connector、USB-C - Lightningケーブル、18W USB-C電源アダプタ、マニュアルが同梱されている

18W USB-C電源アダプタはUSB Power Delivery対応。仕様は入力100-240V~50-60Hz 0.5A、出力5V 3A、9V 2A、容量18Wだ

カメラ部は全体が滑らかに盛り上がり、そこに広角(左上)、超広角(右中央)、望遠(左下)カメラが突き出す形で配置されている。各カメラの直径、突き出し量は揃えられている

左がiPhone 11 Pro Max、右がiPhone XS Max。並べてみるとカメラ部の面積差が一目瞭然だ。なおアスキー編集部のナベコ嬢に別記事で被写体になってもらったが、iPhone 11 Pro Maxのカメラを向けられるのはちょっと怖いと語っていた

筆者はiPhone XS MaxからiPhone 11 Pro Maxに乗り換えたが、18gの重量増は気にならなかった。もしできるだけ重量増を抑えたいなら、軽めのケースを選択しよう

速度を計測してみたら
AnTuTu総合スコアで458661を記録!

カテゴリートップへ

この連載の記事

ASCII倶楽部の新着記事

会員専用動画の紹介も!