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メタ、アップルというより“来るべきグーグル”対抗? 「Horizon OS」戦略の狙い

2024年04月25日 07時00分更新

文● 西田宗千佳 編集●ASCII

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Horizon OSは「空間を使ったソーシャルなOS」を目指す

 その上で、Horizon OS自体の改良が続く。

 ラブキン氏は、「Horizon OSは空間を使ったソーシャルなOS(Spatial Social OS)を目指す」と説明する。

 現在のQuest用OSはアプリ実行環境」に近い。そこにアバターなどが組み込まれていて、メタバースとしての環境は別アプリ・別サービスだ。Horizon OSとしては、そこに「バーチャルな空間で友人と会う、過ごす」という環境を組み込んでいくことが、Horizon OSとしての特徴となっているのだ。その具体的な形は見えないが、流れはよくわかる。

 

 また、一般的なAndroidアプリなどの「2Dアプリ」についても使えるが、そこに新たに提供される「空間アプリ対応フレームワーク」を使うと、2Dアプリの一部を3D化して「2.5Dアプリ」的な表現も可能になるという。

 現状、Questの上にはAndroidの2Dアプリを扱うストアはないが、Horizon Storeではその部分も扱うことになるという。ただし現状同様、Google Play Storeがいきなり組み込まれるわけではない。ラブキン氏は「我々としては(グーグルの参加は)歓迎するが、判断はあくまで先方に依存する」と話す。

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