Horizon OSは「空間を使ったソーシャルなOS」を目指す
その上で、Horizon OS自体の改良が続く。
ラブキン氏は、「Horizon OSは空間を使ったソーシャルなOS(Spatial Social OS)を目指す」と説明する。
現在のQuest用OSはアプリ実行環境」に近い。そこにアバターなどが組み込まれていて、メタバースとしての環境は別アプリ・別サービスだ。Horizon OSとしては、そこに「バーチャルな空間で友人と会う、過ごす」という環境を組み込んでいくことが、Horizon OSとしての特徴となっているのだ。その具体的な形は見えないが、流れはよくわかる。
また、一般的なAndroidアプリなどの「2Dアプリ」についても使えるが、そこに新たに提供される「空間アプリ対応フレームワーク」を使うと、2Dアプリの一部を3D化して「2.5Dアプリ」的な表現も可能になるという。
現状、Questの上にはAndroidの2Dアプリを扱うストアはないが、Horizon Storeではその部分も扱うことになるという。ただし現状同様、Google Play Storeがいきなり組み込まれるわけではない。ラブキン氏は「我々としては(グーグルの参加は)歓迎するが、判断はあくまで先方に依存する」と話す。