迷彩柄がかっこいい!
堅牢性抜群のマザー「B650 Steel Legend WiFi」を使ったら自作PCに欲しい機能がすべてそろっていた!
提供: ASRock
SSDはPCIe 5.0を活用したい
PCIe 4.0の1.5倍の性能を実現
B650 Steel Legend WiFiでは、SSDにはやはりPCIe 5.0対応のものを用意したい。そこで、CFD販売の「PG5NFZ」(CSSD-M2M2TPG5NFZ)と、Crucialの「T700」(CT2000T700SSD5JP)のそれぞれを、Blazing M.2とHyper M.2に装着した際のパフォーマンスを見てみよう。つまり、Blazing M.2ではPCIe 5.0接続に、Hyper M.2はPCIe 4.0接続になり、インターフェースの差異による性能差が見えてくるというわけだ。
「CrystalDiskMark」(Version 8.0.5)を実行してみたが、PG5NFZは、Blazing M.2装着時であればシーケンシャルアクセスはリードとライトともに最大1万MB/s以上の性能を発揮した。ランダムアクセスもリードが最大800MB/s弱、ライトが最大500MB/s弱とかなり優秀だ。
だが、Hyper M.2装着時ではシーケンシャルアクセスは、リードとライトともに最大で7000MB/s前後に留まっている。その一方で、ランダムアクセスに関しては、両者で大きな違いはない。つまり、PCIe 5.0の恩恵を受けると、PCIe 4.0比でシーケンシャルアクセスについて1.5倍以上のパフォーマンスが得られるというわけだ。
これは、T700でも同じで、Hyper M.2装着時はシーケンシャルアクセスは、リードとライトともに最大7000MB/sだが、Blazing M.2装着時は最大1万2000MB/s前後まで伸びている。その一方で、ランダムアクセスに関しては、Hyper M.2装着時とBlazing M.2装着時とで大きな差は見られない。
ランダムアクセスに大きな差がないため、なかなかPCIe 5.0を恩恵を体感することは難しいが、動画ファイルなどの容量の大きなファイルのコピーなどでその真価を発揮できそうだ。
マザーに合わせてデジタル迷彩柄の周辺機器を集めたくなる
マザーボードのデジタル迷彩柄がインパクトがあるので、周辺機器も同じ柄でそろえたくなってしまう。そこでB650 Steel Legend WiFiにマッチする周辺機器を2つ紹介しよう。
ドイツのPC系商社Caseking社が手がけるチェアブランドNitro Conceptsのゲーミングチェア。マザーボードと同じデジタル迷彩で、腰を守るランバーサポートが付属する。高耐久なマザーボードを使用するには、自身の体も高耐久にしたいところ。疲れにくい椅子で長時間のゲームプレイに備えたい。
白と黒でデザインされたPalitのビデオカード「GamingPro」シリーズは、一部が迷彩のような柄になっており、B650 Steel Legend WiFiと組み合わせても違和感がない。4080 SUPERのほかにも、4080、4070 Ti SUPER、4070 Ti、4070がラインナップされているので、予算に合わせて選べるのがうれしい。
価格は実売で3万7000円~4万4000円
仕様や性能を考えると十分お買い得
以上のように、B650 Steel Legend WiFiは機能性とパフォーマンスに優れたマザーボードだ。ビデオカードは、2024年4月の時点ではPCIe 5.0対応製品が存在しないものの、いずれ登場することを見越して、いまからそのプラットフォームを用意しておくことは悪くない選択肢だろう。また、テスト結果からも明らかなとおり、M.2 SSDがPCIe 5.0に対応していることの恩恵はかなり大きく、対応SSDと組み合わせて使いたいところだ。
B650 Steel Legend WiFiの価格は、実売で3万7000円~4万4000円といったところ。決して安価とは言えないものの、5万円以上のモデルも少なくない中、仕様を考えると十分お買い得な1枚と言える。CPUにRayzen 7000X3Dシリーズ、GPUにGeForce RTX 4000シリーズをそれぞれ搭載し、ゲーミングPCを組み上げるのもおもしろいのではないだろうか。