プロンプト不要、生成AIで誰でも物語からマンガが作れる
テキスト-画像生成AIは物語性のある複数の画像を生成するのが苦手だ。複数の画像で、設定に一貫性を持たせるのが難しいからだ。だが最近、物語を一度入力すると、それに合った一連の画像を生成するサービスが登場した。
日本で承認された新世代mRNAワクチン、従来とどう違うのか?
昨年11月、日本で承認された自己増殖型mRNA(saRNA)ワクチンが注目されている。従来のmRNAワクチンとどう違うのか。
CTOが語る、生成AI時代のウィキペディアの変わらぬ価値
生成AIが隆盛を極める中、ウィキメディア財団で最高製品技術責任者を務めるセレナ・デッケルマンは、多くのボランティアのエコシステムと持続可能性を中心に据えた活動を展開している。
中国テック事情:ついにEVも「脅威」になった米国の政治的事情
米国のバイデン大統領は、中国製電気自動車(EV)が米国の安全保障上の脅威になり得るとしてリスクを調査すると発表した。しかし、米国でほとんど売れていない中国車がターゲットにされたのは別の理由がありそうだ。
銀河系に降り積もる水素ガスの起源を検証=名大
名古屋大学の研究チームは、銀河系に落下するガス雲の重元素(水素・ヘリウム以外の元素)量分布の、全天にわたる精密な地図を作成。中速度雲(視線方向の速度が毎秒30~100キロメートル以上の雲)が銀河系外に起源を持つ証拠を初めて検証した。
TikTok時代の昼ドラ、 中国発の短編スマホ動画は 週200万ドル稼ぐ
スマホに最適化された2分間の短編ドラマを配信する「フレックスTV(FlexTV)」が中国で大人気だ。低予算・短期間で制作され、視聴者の感情を揺さぶる「TikTok時代の昼ドラ」は世界を席巻するか。
AIでセラミックス材料の3次元ミクロ構造を高精度にモデル化
東京農工大学の研究チームは、人工知能(AI)の手法の1つである深層学習を活用することで、セラミックス材料の高精度な3次元ミクロ構造をモデル化することに成功した。ミクロ構造がサイバー空間内で取り扱えるようになるため、計算シミュレーションや人工知能(AI)を使った材料の探索や機能の解明、高効率なプロセス開発などへの展開がより容易になることが期待されるという。
禁止では不十分なディープフェイク対策、本当に必要なこととは?
ディープフェイクについて、誰もが見て見ぬふりをしている重大な事実がある。全面的な禁止は技術的に不可能かもしれないことだ。私たちが本当に必要としているものは何だろうか。
MITテクノロジーレビューからのお知らせ
eムック新刊「テクノロジーと倫理」問われる「責任ある進歩」
MITテクノロジーレビューの独自記事を旬のテーマ別に再構成し、PDFファイルとして定期的にお届けしている有料会員専用コンテンツ。新刊は「テクノロジーと倫理」がテーマです。
テクノロジーの進歩は時に新たな問題を生む。生成AIはネット上からあらゆる創作物を無断で収集し、クリエイターの存在を脅かす。そのデータを確認するのは途上国の極めて安価な労働力だ。他方、最先端の遺伝子療法は、「試す権利」という難問を突きつける。生命に関わる疾患を抱える患者には、効果が十分に立証されていない治療法でも認めるべきなのだろうか。今回の特集では、イノベーションで置き去りにされがちな、倫理の問題にスポットを当てる。テクノロジーに倫理的な思考を組み込むヒントにしてほしい。
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