格安データ通信SIMを買って格安に使い倒す! 第251回
ソフトバンクで安く利用可能な折りたたみスマホ「motorola razr 40s」を格安SIMで使ってみる
2024年03月17日 12時00分更新
格安SIMで幅広く利用できるが
楽天モバイルのRakuten Linkで不具合発生
さまざまな通信事業者で使う上で必要なバンド対応だが、ソフトバンク版であるrazr 40sであっても4Gはバンド3/8/18/19/26にも対応しているためドコモ/au/楽天のネットワークでもエリアが不利になるということもない。5Gはミリ波とドコモ4.5GHz帯のn79は非サポートだが、実用上は問題ないだろう。
1点だけ問題があったのは、楽天モバイルのRakuten Linkアプリで不具合が発生したこと。通話音声がとぎれとぎれになり、着信に失敗することが多くなった。razr 40sがすべて悪いとは言い切れないが、短時間でも他機種にすると問題が解決しただけに、今後も検証していきたいと思う。
ちなみに、楽天モバイルの対応表ではETWSや110/119通話などでの高精度な位置情報測位が非対応としているだけで、特に不具合情報はない。
また、SIMはeSIMと物理SIMのデュアル構成。eSIMに楽天モバイルを入れ、物理SIM側にソフトバンクだけでなくさまざまなSIMを入れて使ってみたが、いずれも問題なく通信できている。何かあるとすればソフトバンク系回線を利用時に、テザリングを利用すると初回だけ許諾を求められた程度だ。
折りたたみを体験したいのなら、買いの1台
ソフトバンクと契約することで、オトクに使えるrazr 40s。ソフトバンク回線の利用や料金に納得できるのならば十分に「買い」だろう。特に現在Y!mobileの人は乗り換えても1年間はお得に利用できる点は大きなメリットだろう。
ただし、前述のように使い終わったあとの売却額や耐久性の問題など、判断がつかないことも多くある。そのためにも1年または2年返却で安く使えるプログラムをよく理解し、上手に活用することが条件になる。
また、折りたたみ機は、ZTE「Libero Flip」がY!mobile向けに登場した。プロセッサは同じSnapdragon 7 Gen1だが、メモリーが6GBとやや少なめ。ただし、価格はrazr 40sよりも安価なため、実売価格や販売条件を確認した上で検討してみてほしい。
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