さとるの自腹旅レポート 1泊 437円
10万円で10日間、東南アジアを何ヵ国まわれるか挑戦してみた ギリギリの乗車劇、ゲーミングPCの中みたいなバスで過酷な24時間を過ごす(7ヵ国目:ベトナム/日本)
2024年03月13日 09時35分更新
危機一髪、親切なバス運転手たちに救われバスに乗車
ゲーミングPCの中にいるようなド派手車内です
今回は無事に乗れましたが、やはり予約書などのPDFはダウンロードして保存しておかないとダメですね。あと渋滞なども考慮して時間に余裕をもって動くことと、ひとり旅の場合、移動中はお酒を飲み過ぎないようにしたほうがいいですね。
ちなみにバスを待っている間、ほかの乗客も同じような予約書を運転手に見せていました。あとからよくよくチェックすると、予約書にはバスの運転手に見せると書いてあります。先ほどの間に合わなかったチェックインは、リコンファーム的な確認のためだけだったのかも。
また17時と予約書には書いてありましたが17時に乗車すら始まらず、乗車してもなかなか出発しません。結局バスが動き出したのは17時40分頃でした。これならそこまで慌てなくてもよかった……。実は、乗り遅れないよう慌てていたので、トイレにも行っていなかったし、車中で飲む水も買っていなかったからです。
幸い出発して1時間もしないうちに、サービスエリアのような場所に到着。ここでトイレに行って、大きいペットボトルで水を購入(7000キープ/約48円)できました。ただ、道中の最後のほうで気がついたのですが、水はバスの先頭で配っていたので買う必要はなかったようです。
さて。ハノイまでのこのバスですが、一般的な椅子席ではなく、ベッドのようなシートの「スリーピングバス」。前方は下段が2席×2列、上段は片側が2席でもう片側1席となっていて、後部は両方とも2段2席というレイアウト。自分は後部の下段シートにしました。
これがまたかなり窮屈で、176cmの身長がある自分の場合座ると完全に頭がつかえます。つまり基本的には寝転がっているしかありません。窓も上段ベッドに隠れていてほとんど見えません。バスはほぼ満席だったものの、自分の隣は空いていたので、ある程度はラクチンでしたがかなり辛いです。
ただ窓側の天井に充電用のUSBポートがあり、スマートフォンなどの充電は可能。しかもType-AとType-Cの2ポートあり、両方の同時使用も可能でした。ただ運転席でオン・オフができるのか走行中しか利用できず、後半は使えなくなっていました。さらになぜか車内の電灯はカラフルで、さながらゲーミングPCのよう。こういったライティングが人気なんですかね。
このような車内環境で、ハノイまで予定では約22時間のバス旅です。ビエンチャンを出発するとメコン川に沿って東に向かい、途中から山道を登り始め、ベトナムとの国境があるナムパオ国境検問所へと向かいます。この道中が舗装の悪い山道ということもあり、縦にゴツンゴツン、横にフラフラととにかく揺れます。幸い、乗りものには強いほうなので大丈夫でしたが、弱い人は確実に酔いますね。
(次ページ:こんなルートを選んだのかと若干、後悔も)
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