独自VPSとPLATEAUで創る都市のデジタル広告がグランプリ。未来のプロダクトアイデアをスタートアップ8社がプレゼン
「PLATEAU STARTUP Pitch 02」レポート
提供: PLATEAU/国土交通省
登壇各社がそれぞれの切り口でPLATEAUと向き合ったピッチイベントPLATEAUにもさらなる広がりが期待される
最後に審査員講評を紹介する。
佐藤氏:登壇した各社様、それぞれいろいろな切り口でPLATEAUと向き合い、プレゼンしていただいたと思います。私は不動産事業者として、PLATEAUに街のデータなどを提供しながら、自分たちも新しいサービスを作っていかなければと思っています。私たちのフィールドを使ってできること、PLATEAUを使ってできることがあれば、積極的に取り組んでいきたいと思いますので、どんどんご提案いただければと思っています。みなさん、お疲れさまでした。
桜井氏:一言、本当にすごかったと思います。登壇された8社のみなさんへのリスペクトしかありません。これだけのアイデアが集まること自体がすばらしいと思います。また、この会場には、まちづくりや不動産、コンシューマサービスを含め、さまざまな領域の方々が集まっている。こうした場を生み出しているPLATEAUも、本当にすばらしいと思います。登壇した8社のみなさんをはじめ、会場の方々も、私たちも含め、今後いろんな連携させていただきたいと思っています。
長野氏:私は、自分の事業に熱狂できる、そういう人が最終的に成功するという気持ちを込めて株式会社ANOBAKAという社名にしています。今日登壇された8社のみなさんは全員、自分の事業に没頭して熱狂されているのだと思います。とことん熱狂して、ぜひ成功していただければと思います。
内山氏:PLATEAU STARTUP Pitchは今回が第2回でしたが、大変レベルの高いピッチイベントになったと思います。前回のピッチイベントでは、PLATEAUを聞いたことあるという人は半分ぐらいだったかと思いますが、いまは知名度も上がってきていて、実際にプロダクトにする人も増えてきています。みなさんの知らないところでPLATEAUが結構使われだしてきていますので、ぜひ、今日初めて知ったという方もPLATEAUのデータを使って何か作ってみてください。今日はありがとうございました。
司会を努めた古橋氏は、全体を振り返って次のようにコメントし、今回のPLATEAU STARTUP Pitchを締めくくった。
古橋氏:PLATEAUコンソーシアムが2023年12月に立ち上がり、私はアドバイザリーボードの座長を務めています。これまでのコンソーシアムの会議でも、PLATEAUがどのように使われるようになるだろうかと議論を繰り返してきました。ユーザーのことを考えたら人間の目線、あるいはモビリティであればドローンの目線に落とし込むという形で、誰が(何が)エンドユーザーなのかを明確にしたうえで、ある意味、主観的な使い方になっていくだろうという話を2、3年前からしていました。本日の登壇者の方々のプレゼンを見ると、やはりそうなってきたなと実感しているところです。
一方で、今回は空間IDの話もありました。空間IDも日本発のオープンスタンダードな、任意の3次元領域(ボクセル)を指定するユニークなIDとして定義されたものです。実際、私たちもアイデアを提供をしながら、本当にビジネスの世界で使ってもらえるだろうかと半分疑問もあったのですが、今日は「やはりいけるな」と手応えを感じられて非常にうれしく思ったところです。また、もっとPLATEAUが使いやすくなる世の中がどういうものなのかということが、こうしたピッチイベントから生まれてくると良いのではないかと思っています。