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旅の達人が伝える! スマートトラベラーへの道 第36回

さとるの自腹旅レポート 1泊 402円

10万円で10日間、東南アジアを何ヵ国まわれるか挑戦してみた バックパッカーの聖地には大麻ショップが乱立していました(6ヵ国目:タイ)

2024年02月28日 07時30分更新

文● 中山智 編集●こーのス

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ボロボロのバスでもクレカのタッチ決済に対応!
エアコン付きでも乗車代は約100円以下

 バンコクから次の国までは鉄道で移動予定。しかも寝台車を12Goで予約していたので、そのチケットの引き取りにカウンターまでやってきたわけです。タイ国鉄のサイトでもオンラインでチケット予約ができることはできますが、タイの電話番号が必要だったりと、ハードルが高いので、最近はタイ国鉄の予約も12Goを使っています。

12Goのチケットセンター。スマホで予約表を見せればすんなり受け取れました

 購入したチケットは、バンコクのクルンテープ・アピワット中央駅から20時25分に出発し、翌朝6時25分にラオス国境付近の街にあるノーンカーイ駅まで。2等寝台で約5591円でした(ネットで予約し日本円で支払ったため現地通貨表記なし)。

 夜の20時25分発ということで、出発までは時間があったこともあり、久しぶりにバックパッカーの聖地ともいえる「カオサン通り」に足を運んでみました。カオサン通りって、バス以外の公共交通機関がないので、アクセスしにくいんですよね。今回はGoogleマップの路線検索でバスルートも検索できるので、バスを利用してみました。

バンコク市内の路線バス(エアコンなし)

車内はおんぼろですが、これがバンコクらしくて逆に良いんです

 乗車して驚いたのが、運賃係が車内で料金を徴収している風景は以前と同じではあるものの、クレジットカードの決済端末も持っています。調べたとこ、数年前からバス料金をクレジットカードで払えるようになったんですね。雇用問題もあるので、係員に決済端末を持たせることでキャッシュレス化をすすめているのかな。ちなみにスマートフォンでのタッチ決済では利用できず、クレジットカード自体のタッチでなら決済できました。

 バスの料金は、カオサンまでの往路がエアコンなしのバスで8バーツ(約33円)。復路はエアコン付きバスで20バーツ(約80円)でした。エアコンのありなしでバス料金が違うのは、相変わらずのバンコクらしさです。

バンコクの路線バスをキャッシュレスで乗れるようになるとは!

こちらはエアコンありのバス

カオサン通りは大麻ショップが乱立
日本人が手を出すと罪に問われる危険性も

 さて久しぶりにカオサン通りまで来てみましたが、派手なお店が多くすっかり観光地化されていますね。カオサンに初めて来たのはもう四半世紀も前。昔も賑わってはいましたが、もうちょっと安宿街的な下町感のあるエリアだったんですが……。

 訪れた日が12月25日のクリスマス当日だったことと、早い時間帯だったこともあり、イマイチ盛り上がりには欠ける感じ。変わった点としては、タイでは2022年6月から娯楽での大麻の使用が合法化されたこともあり、特に大麻を取り扱ったショップが目につきました。

数年ぶりに訪れた、有名なバックパッカーの聖地、カオサン通りです

カオサン通りには大麻ショップが乱立していました

 (次ページ:日本の法律では、国外においても罪に問われることがあります)

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