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~サイバーとフィジカルが調和する社会へ~ NEDO、CEATEC 2023に出展

PR TIMES

NEDO IoT推進部
体験型展示を通じて「Society5.0」の実現に向けた取り組みの成果を紹介

国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(略称:NEDO、本部:神奈川県川崎市、理事長 斎藤保)は、10月17日(火)~20日(金)に幕張メッセで開催されるCEATEC 2023に出展します。 体験型展示を通し「Society5.0」実現への先進的な様々な取り組みとその成果を知っていただくとともに、出展協力事業者のビジネスマッチングの創出を目的としています。


プロジェクトの成果をわかりやすく紹介
 CEATEC 2023におけるNEDOの展示テーマは「サイバーとフィジカルが調和する社会へ」。サブテーマは「Society5.0実現へNEDOの次世代IoT」です。現実空間(フィジカル)と仮想空間(サイバー)を融合・調和させ経済発展と社会課題解決の両立を目指す「Society5.0」の実現に向けて、NEDOはより高度な情報の利活用を可能にする次世代IoT技術の開発をはじめ、様々なプロジェクトに取り組んでいます。
 今回はブースを「次世代DX」「ポスト5G」「スマートIoT」の3つのゾーンに分け、計13のプロジェクトの概要と成果をわかりやすく紹介します。
展示会詳細 https://www.nedo.go.jp/events/IT_100100.html

■先進技術を“体感”できる体験型展示
今回紹介する13のプロジェクトの中から体験型展示を中心に4つのプロジェクトを選び、来場者が手に触れ体験できる展示を用意しました。来場者自身が展示物に触れ、操作することでその革新性、先進性や未来に向けた可能性を体感することができます。

(1)製造業DXを加速するXVL XRソリューション(XVL VR/AR)
「次世代DX」ゾーン 
3Dデータを軽量化できるフォーマット技術「XVL」により、これまで主に設計部門で使われてきた3Dデータを、事前の準備や煩雑な操作なしに設計のみならず、生産技術、製造、保守サービス等の現場でもVR/ARに活用できるようになりました。
今回、「XVL VR」の展示では、来場者の手の動きを仮想空間の手の動きに連動させて、あたかもその場で作業をしているような感覚を体験できます。「XVL AR」の展示では、自動車のドアパネルにタブレット端末のカメラをかざすだけで、そこに映る部品のさまざまなデータが表示され、また、組み立て作業のプロセスをアニメーションで確認できるなど、ものづくり現場での有用性を確かめることができます。


(2)3次元空間情報基盤によるデジタルツインへのパラダイムシフト
「次世代DX」ゾーン
 世界に先駆けて「空間」のデータ連携を図っていこうとする取組が、「3次元空間情報基盤」の整備です。具体的には、空間を立方体で区切り(空間ボクセル)、その一つ一つに「ID」を設定し、各IDに地物、気象、人流をはじめとしたさまざまな情報を紐付けます。さらに、これらのデータをもとにデジタル上の空間(デジタルツイン)を形成し、この上でのデータ連携により、安全・安心なドローンの自律運行、インフラ管理の高度化・効率化などを実現します。

 展示では、NEDOブース会場をインフラに見立て、IDを即座に構築する体験、そのIDを活用したNEDOブース内の各種データの可視化及び効率的な管理といった体験ができます。

(3)医療向け触覚・画像伝送と感覚共有システム
「ポスト5G」ゾーン
 通信技術の進化に伴い、今後、スマート工場、自動運転、医療といった様々な産業用途で革新的なユースケースが創出されることが見込まれています。本プロジェクトでは、医師が患者の体を手や指で触って診断する際の「触覚」を画像データと完全に同期させて5G技術で送受信することで、遠隔地でも診療を可能にするシステムの開発に取り組んでいます。
 整形外科など触診が不可欠な医療分野での遠隔診療を実現にするとともに、今まで医師の主観に依存せざるを得なかった“触感”を客観的なデータとして共有できるようになることで、診療や臨床研究の質を飛躍的に高める可能性があると期待されています。

展示では送信側(センサ)で触覚情報をデジタル化し、受信側(再現器)に動画と連動した触感がリアルタイムで伝わる様子を体験できます。



(4)脳波計測と脳波解析をワンストップで
「スマートIoT」ゾーン
 従来、脳波の計測は体に電極をつけたり皮膚に埋め込んだりする手間がかかり、解析にあたっては脳波の専門知識や解析経験の豊富なエンジニアによるデータ処理が不可欠であるなど、煩雑な作業を伴うものでした。
本プロジェクトで開発した脳波計は額に貼り付けるタイプのパッチ式で扱いやすく、解析でもAIツールの活用で脳波の専門知識がなくても取り扱うことが可能です。
 脳波研究に従事する医療関係者、研究者をサポートする医療ツールとして注目を集めています。NEDOブースではパッチ式脳波計の実機を展示します。



<機構概要>
■名 称 :国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(略称:NEDO )
■本部住所:神奈川県川崎市幸区大宮町1310 ミューザ川崎セントラルタワー
(総合受付16階)
■設 立 :2003年10月1日(前身の特殊法人は1980年10月1日設立)
■理事長 斎藤 保
■主な事業内容: 技術開発マネジメント関連業務 等
■主務大臣:経済産業大臣
■根拠法等:独立行政法人通則法 
国立研究開発法人新人エネルギー・産業技術総合開発機構」法
■職員数:1464名(2023年4月1日現在)
■予算:約1,528億円(2023年度当初予算)
■URL: https://www.nedo.go.jp/
■NEDOとは
・NEDOは、持続可能な社会の実現に必要な研究開発の推進を通じて、イノベーションを創出する、国立研究開発法人です。
・リスクが高い革新的な技術の開発や実証を行い、成果の社会実装を促進する「イノベーション・アクセラレーター」として、社会課題の解決を目指します。
■NEDOのミッション
・エネルギー・地球環境問題の解決
・産業技術力の強化

<お問い合わせ>
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)IoT推進部/渡邊、井原
TEL:044-520-5211 FAX:044-520-5212