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グーグル創立25年を記念して世界中の施設をブログで紹介

2023年09月27日 12時20分更新

文● 田口和裕

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 グーグルは9月26日(現地時間)、「Google検索」がスタートして25年が経過したことを記念して、世界各地のオフィスやデータセンターをフィーチャーしたブログ記事を公開した。

世界中の都市へ展開

 グーグル初の海外オフィスは2001年にオープンした東京オフィス。翌2002年にはドイツ・ハンブルグに2番めのオフィスを開設した。

 現在では、世界6大陸、200以上の都市にオフィスとデータセンターを構えている。

豊かな自然を屋内で再現

 ブラジル南東部に位置するベロオリゾンテのオフィスでは、屋内でアマゾンに次いで2番めに大きなセラード生物群系の原生植物を栽培するインテリア・ランドスケープ・プロジェクトが実施されている。

 原生植物の中には病原菌のない環境で育てられた360種以上の蘭があり、この栽培プロセスは、オフィス内の空気をモニターするのに役立っている。また、成長した苗は近隣のコミュニティに寄付している。

「ドラゴンスケール」な太陽光発電

 米カリフォルニア州のベイビュー・キャンパスの屋根には、およそ9万枚のパネルを使用した巨大な太陽光発電システム「ドラゴンスケール・ソーラー・ルーフ」が設置され、建物内部に電力を供給するのはもちろん、持続可能な電力として回収し、他の用途にも使用されている。

冷却装置ゼロの革新的データセンター

 2010年、ベルギーのセント・ジスラン近郊で、持続可能なグローバル事業展開の一環としてデータセンターを立ち上げた。この施設は、近隣の工業用水路を活用した冷却システムで、冷却装置を使わない初のデータセンターとして知られている。また、2018年には敷地内に太陽光発電所も設置された。

カーボンフリーオフィスを目指して

 今年の初め、グーグルのニューヨークオフィスは、新しい水力発電設備を導入。クリーンエネルギーでの稼働をスタートし、化石燃料に頼る発電からの脱却を目指す。

 この取り組みは、ヨーロッパやベイエリアでの最新のクリーンエネルギー契約と並び、2030年までに常時カーボンフリーのエネルギー供給を目指すグーグルの方針の一環だ。

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